「コタロウ」の愛称で親しまれてきた雄のラッコが、11月23日に老衰のため永眠しました。
コタロウは1989年10月29日にオホーツク水族館で生まれ、その後、登別マリンパークニクス、横浜八景島シーパラダイスで飼育された後、1994年鳥羽水族館に入館しました。入館後は他のラッコたちとも仲良く過ごし2004年にはポテトとの間に子供が誕生し(2004年5月12日生まれ 愛称:メイ)父親ともなりました。
雄としてはおとなしくおっとりした性格で、陸に上がって激しく踊るような特徴ある毛繕い(グルーミング)はなんとも可愛らしくお客さんの注目を集める人気者でした。
年齢を重ねながらもとても元気な様子をみせていましたが、今年9月頃からエサを食べる量が減りだしたため、エサの回数を増やしたり、投薬などの手当を行ったものの、残念ながら11月23日13時47分、担当者に見守られながら静かに息を引き取りました。
コタロウは雄としては過去国内での飼育されているラッコの中でも一番の長生き(最高齢)でした。長くその愛らしい姿を見せてくれたコタロウに感謝するとともに、心から冥福を祈ります。
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