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2013年4月5日(金) 東奥日報 ニュース



■ 温泉もやし担い手2人が生産開始

写真
新設された施設でモヤシの収穫作業に励む順さん(左)と祐也さん
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 大鰐町が2012年度、大鰐温泉もやしの生産者育成と安定生産を目的に新設した栽培施設で、担い手2人が今月から本格的にモヤシの生産を始めた。2人は、八木橋順さん(38)=同町大鰐=と八木橋祐也さん(24)=同町長峰。10年度から町内の他の生産者の施設を借りながら、モヤシ栽培の基礎を学んできたが、今後は生産農家として通年栽培を目指し、この施設を活用する。

 施設は阿闍羅山の山麓にあり、広さ約180平方メートル。町が事業費約1500万円を掛けて建設し、12年12月に完成。大鰐温泉もやし組合が町から使用許可を得て、組合員である順さんと祐也さんが温度の調整や施設点検、試験栽培をしながら本格生産に向け準備を進めてきた。

 隣接地には町が04年度に造った施設があり、ここでは、町の事業で担い手となった別の生産農家がモヤシ栽培に取り組んでいる。

 順さんと祐也さんは現在、同組合の先輩からアドバイスを受けながら、新しい施設でモヤシを生産。

 雪解けを待って、種豆の生産に向け畑を耕す作業も行う予定という。

 町は本年度、担い手育成を目的とした特産物活性化事業として、組合を通じ、2人の作業に掛かる光熱水費などの経費を負担する。

 主に配達や、モヤシを洗ったり、束ねたりする作業を担当する順さんは「大鰐温泉もやしが特許庁から地域団体商標に認定されたこともあり、注文が増え、商品が足りない状況。少しでも生産量を増やすようにしたいし、さらに私たちに続く後継者が現れるよう、良い見本となるような仕事をしたい」と話す。

 主に収穫や種まきを担当する祐也さんは「品質の良いモヤシを出荷し、より多くの人たちに大鰐温泉もやしを知ってもらえるようにしたい」と意欲を見せていた。

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