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事件
【原発汚染水漏れ】別の貯水槽でも確認、トラブル再発の恐れ 東電が対策本部設置
2013.4.7 21:48
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福島第1原発敷地内にある地下貯水槽から、放射性物質に汚染された水が漏れた問題で、東京電力は7日、別の貯水槽でも汚染水漏れがあったと発表した。貯水槽は敷地内に計7カ所ある。いずれも同様の構造であることから東電は総点検を急いでいるが、同様のトラブルが今後も起きる可能性を示唆している。
東電によると、新たに漏(ろう)洩(えい)したのは、5日に汚染水漏れが発覚した2号貯水槽のすぐ東側にある3号貯水槽。3号貯水槽(縦56メートル、横45メートル、深さ6メートル)の容量は約1万1千トンで、1月8日から貯水が始まり、ほぼ満杯状態だった。
貯水槽はいずれも掘り下げた地面の上に3層の防水シートを敷いた構造。3号貯水槽では、6日夜に一番外側のシートと地盤の間の水を採水し測定したところ、放射性物質濃度が、前回の検査から約2倍の0・11ベクレル(1立方センチメートル当たり)検出された。
2層目と3層目の間にある水も採取し、1800ベクレルを検出。7日にも2200ベクレルが検出され、汚染水漏れと判断した。汚染水は0・3~3リットルで少量と推定されている。海から700メートル近く離れており、海洋への流出はないという。東電は現在、2号貯水槽の汚染水を1、6号に移送する作業を進めている。3号貯水槽でも6号に汚染水を移送する。
他の貯水槽の汚染水漏れについて、東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は「そういった可能性も含めて見ていく必要がある。原因に迫れれば、どう考えればよいかはっきりしていく」と説明している。
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東電は7日、第1原発で停電などトラブルが相次いでいることを受け、広瀬直己社長を本部長とする緊急対策本部を設置した。
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