レスリング五輪存続へ　プロアマ“共闘”米満らが署名活動

レスリングの五輪競技存続を訴える（左から）宮原厚次氏、富山英明氏、小原日登美さん、伊調馨、米満達弘、中西学 Photo By スポニチ

　レスリングの五輪競技存続に向け、プロとアマが手を結んだ。ロンドン五輪の金メダリストの米満達弘（自衛隊）、伊調馨（ＡＬＳＯＫ）、小原日登美さん（自衛隊）らが７日、東京・両国国技館で行われた新日本プロレスに来場し、正面ロビーで署名活動を行った。

　休憩時間前にはリングにも登場。マイクを握った米満は「レスリングは危機的状況に陥っています。子供たちの夢や希望を絶やさないように署名活動をお願いします」とあいさつ。９２年バルセロナ五輪フリースタイル代表のプロレスラー中西学も「レスリングがあってプロレスがあるので、よろしく」と垣根を越えて協力していくことを訴えた。

　伊調は「たくさんの人に協力してもらってこれからも続けていく」と話し、メーンでＩＷＧＰヘビー級王座を奪回したオカダ・カズチカに認定書を手渡した小原さんは「たくさんの人が署名してくれた」と笑顔を見せた。この日の１５００人を加え、署名は６万人に到達。新日本も署名活動に協力していくことを明かした。