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興毅 笑顔なきV6、判定2−1に悔し涙「申し訳ない」土下座
WBA世界バンタム級タイトルマッチ ○亀田興毅 判定 パノムルンレック・カイヤンハーダオジム● (4月7日 大阪・ボディメーカーコロシアム)
6度目の防衛に成功も試合後、リング上で土下座する亀田興毅
Photo By スポニチ |
WBA世界バンタム級王者の亀田興毅が2―1の判定で、同級8位のパノムルンレックを下し、6度目の防衛に成功した。苦手とする同じサウスポーを相手に激しく打ち合ったが、最後まで自分のペースをつかめないまま僅差の勝利。節目のプロ通算30勝としたものの、試合後は観客に土下座し、悔し涙を流した。
屈辱の土下座だった。あまりにふがいない試合に、興毅は勝利者インタビューで「申し訳ないです」を4度も繰り返した。2―1の判定勝利も、支持したジャッジはわずかに2点と1点の僅差。地元ファンの声援は温かくても、傷心の王者はリング上で四方を向いてひざまずき、深々と頭を下げた。堂々と胸を張る予定だった花道も、あふれる涙をこらえきれず、タオルで顔を覆って引き揚げた。
「左同士で距離が近くなる。打ち合いになる」と話していた通りの接近戦となった。2回、左アッパーを顎にまともにもらった。4回には左ストレートをもらい鼻から出血。興毅は相手ボディーを攻め、さらに左右のアッパーで対抗するが、なかなか自分のペースをつかめない。11回に顔に連打を浴びるピンチはクリンチでしのいだ。最後までガードを下げずに、かろうじて守り勝った。
相手は自身がWBC世界フライ級王者時代の10年3月にプロ唯一の黒星を喫したポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)と同門。しかも同じ左構え。あの屈辱の一戦以来、興毅には左構えに対する苦手意識が自然と植えつけられていた。
涙の意味を問われると「目にホコリが入っただけちゃうかな」とはぐらかした。勝って初めて流した悔し涙。「プロは結果が全て。言い訳するつもりはない。まだまだですね」。王者のプライドは傷ついたが、向上心だけは失っていなかった。
▼鬼塚勝也氏(元世界スーパーフライ級王者) サウスポーに対する苦手意識が出ているのかもしれない。守る意識が出ている。
▼高山勝成(IBF世界ミニマム級王者) 6度の防衛は大変なこと。おめでとうございます。
≪串カツが元気の源≫父・史郎氏が先月オープンした串カツ店「じゃんじゃん串」(東京都葛飾区立石7の1の9)では、8日から3日間、「6度目防衛おめでとうございます」と言えば、名物の「フワフワ串(1本50円)」6本がサービスとなる。最寄り駅は京成立石駅で、店内は大阪の繁華街「新世界」の雰囲気を再現。興毅は本格的な減量に入る前に、亀田家秘伝の柔らかい衣を使用した牛と豚の「フワフワ串」20本をたいらげている。
[ 2013年4月8日 06:00 ]
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