KTR新車両お目見え 松モチーフ、7日京都駅で展示
北近畿タンゴ鉄道(KTR)で4月14日から運行する新車両「丹後あかまつ」「丹後あおまつ」が改装を終え、29日朝、京都府与謝野町の野田川駅に運び込まれた。7日にはJR京都駅(京都市下京区)で展示会がある。
著名な鉄道車両デザイナーの水戸岡鋭治氏の設計。外観は落ち着いた赤、青で、松のシルエットやマークを配した。金色のラインで上品さを醸す。内装は松材の温かい雰囲気で、窓に向いて座るカウンター席やソファを置いた。水色の外観で知られる「700系」2両を基に1月から大阪市内で改装していた。
トレーラーに引かれた車両は、京都縦貫道などを通って午前4時前に野田川駅前に到着した。作業員がクレーンで引っ張り上げて車輪を取り付け、別の車両でけん引して、夜には福知山市内の車庫に収まった。
野田川駅では、遠方から駆け付けた鉄道ファンや乗降客がカメラに収めていた。
4月14日以降、2両編成で、偶数日は宮津線、奇数日は宮福線と宮津線の一部を1日1往復する。「丹後あかまつ」のみ定員35人で、運賃のほかに300円の乗車整理券が必要。
7日午後2時から、JR京都駅で車両展示会がある。同1時半から、京都駅地下東口改札口で先着千人に入場整理券を配布する。
【 2013年03月30日 11時46分 】