【ＢＯＸ】「アカンモンはアカン。全てでアウト」…Ｖ６の興毅に聞く

　◆プロボクシング世界戦　ＷＢＡ世界バンタム級タイトルマッチ　○亀田興毅（判定　２―１）パノムルンレック・カイヤンハーダオジム●（７日、大阪・ボディメーカーコロシアム）　チャンピオンの亀田興毅（２６）＝亀田＝が、同級８位の挑戦者パノムルンレック・カイヤンハーダオジム（２９）＝タイ＝を２―１の判定で下し、６度目の防衛に成功した。３年ぶりに対戦したサウスポーに大苦戦しながら王座を死守。１２月の亀田祭りでの３兄弟３大世界戦へ第１関門を突破した。次戦は１階級下のスーパーフライ級で４階級制覇への挑戦も視野に入れる。興毅の戦績は３０勝（１７ＫＯ）１敗、パノムルンレックは３６勝（１９ＫＯ）２敗。

　◆興毅に聞く

　―防衛した喜びは？
  「全然、まだまだ。すべてにおいて納得できないし、なんぼ言うても言い訳にしかならない。結果がアカン。アカンもんはアカン。トータル全てでアウトってこと」

　―それでも防衛した。
  「首の皮一枚つながった、それだけ」

　―花道で号泣した。
  「なんなんやろうね…。目にホコリが入ったんとちゃう？」

　―苦手のサウスポーとの対戦は？
  「やりにくいとか、言ってもどうにならんし、結果がすべてやから。印象？　よく頑張ったんちゃうかな…」

　―試合を振り返って？
  「考えた通りが、まったくできてない。試合前に言ったように、圧倒的な勝ち方ができれば良かった。今の段階ではそれだけのレベル。プロとしてやってる以上、早いとこ、自分の納得いく試合ができるようにならんと」

　―４階級制覇も口にしていた。
  「試合、終わったばかりで何も考えられへんけど、落ち着いてから考えたい」