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【スポーツ】寺本明日香 日本女子初制覇 体操W杯東京大会2013年4月8日 紙面から 体操のワールドカップ(W杯)東京大会最終日は7日、東京・駒沢体育館で男女個人総合の後半を行い、女子はロンドン五輪代表の寺本明日香(17)=レジックスポーツ=が計56・825点で優勝した。寺本は3種目目の平均台で初日首位のアーンスト(米国)を逆転し、逃げ切った。日本女子選手の優勝は初めて。男子は加藤凌平(19)=順大=が計90・175点で2位。前日の左足負傷を理由に棄権した田中和仁(27)=徳洲会=は最下位に終わった。 3種目目の平均台でアーンストから首位を奪い、最終演技者として迎えた床運動。守りに入ってもおかしくない場面でも、17歳はひたすらクールに演じ切った。回転技もターンも危なげなし。屈伸の後方2回宙返りで着地を決めると、ようやくほおが緩んだ。 「自分の演技に集中した。優勝するかもという気持ちは抑え、技のイメージトレーニングをしっかりやって臨んだ」。W杯で日本女子選手が初めて響かせた君が代。自称141センチの体で上った表彰台の頂上では、2位のアーンストと目線がほぼ同じ高さ。ほほ笑ましい光景だった。 個人総合11位に入ったロンドン五輪から1カ月後の昨年9月、跳馬の練習中に着地失敗して左手中指を剥離骨折。全治3カ月のところ、レジックスポーツの坂本周次監督の薦めで手術に踏み切ったため、練習再開はことし1月までずれ込んだ。「1月の合宿はうまく握れないために段違い平行棒ができず、跳馬もトラウマで跳べずにつらそうだった」と坂本監督。五輪時より約2キロ増の体重とも闘い、通常練習再開は2月、復帰戦は3月まで延びたが、国内での復帰戦で4種目ともまとめ快挙へとつなげてみせた。 3年後のリオデジャネイロ五輪で、女子のエースとなるのは確実。「強い選手と試合をするうちにやる気も出てくる。次の五輪へどう練習するか、イメージできる」。ロンドン五輪に次いで得た自信は、今後の糧になる。 (武藤康弘) PR情報
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