イチロー、代打で三振　メジャー最速５試合で“休養”

　【デトロイト穐村賢】イチロー外野手（３９）が早くもスタメンを外れた。当地でのタイガース戦で４点を追う９回に代打で出場したが、真ん中に入ってきたチェンジアップにタイミングを狂わされて空振り三振。打率を７分１厘に下げた。

　開幕戦で１安打を放った後は快音なし。ジラルディ監督は「ただの休養日」と説明したが、５戦目での“休養”は、けがや病気を除いてはメジャー１３年目で最速。イチローも「結果を出さないとゲームに使ってもらえないから。この流れは仕方ない。そう捉えてるけど。わかりやすい理由だと僕は思ってる」と自身の状態にもどかしい思いを口にした。

　この日の三振を加え、１４打席連続無安打。遊撃手ニックスに代わって打席に立っただけに、９回に同点に追いついていたら「ショートを守るチャンスがあったから、ちょっとやりたかった」。前日にヌネス遊撃手が死球で退場。ベンチに代わりの内野手がいないという緊急事態で、チームは早くも借金３だ。低空飛行の続くイチローが、早く本業のバットで存在感を示したい。