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【大リーグ】

きょう、ダル対超重量打線 主砲プホルスは早くも2発

2013年4月8日 紙面から

 【アーリントン(大城和美)】ダルとの対決を前に最強打者が目覚めた。エンゼルスのアルバート・プホルス内野手(33)は6日(日本時間7日)、敵地のレンジャーズ戦で初回に2ラン、6回にもソロ本塁打と2本のアーチを放った。昨季は4月に1本も打てなかった主砲が早々と“お目覚め”すると、メジャー最強と呼ばれる打線も12安打8得点と爆発。ちょうど7日(日本時間8日)のレ軍先発はダルビッシュ有投手(26)。前回登板で完全試合にあと1人と快投した右腕と超重量打線の対決に全米も注目だ。

 怖い相手が早くも目を覚ました。メジャー屈指の強打者プホルスが、2本塁打3打点。ここまで快音がなかった主軸のお目覚めに、打線も12安打8得点と爆発だ。「ウチの打線を上から下まで見れば分かるだろ。頭を使う必要なんてないんだ」。レ軍投手陣を打ち崩し、怪物打者は胸を張った。

 初回から火を吹いた。1死二塁からレ軍の先発ハリソンの直球を中堅へビッグアーチ。6回には2番手フレーザーの7球目を左翼へ運んだ。昨季は4月に1本も打てず大批判にさらされたが、今季は5試合で2発。波に乗ると手が付けられない相手に、後ろを打つ4番ハミルトンの調子が良くないこともあり、レ軍は残り3打席をすべて敬遠した。

 この打線、怖いのはプホルスだけじゃない。1番トラウトは昨季の新人王。5番トランボも昨季32本塁打を放った。レ軍から移籍してきたハミルトンもはまれば爆発力を秘めている。プホルスと合わせ、4人だけでも昨季は計135本塁打、411打点! 超重量打線が次に襲いかかるのはダルビッシュだ。

 「去年は後ろですべての投球を見ていた。すべての球が動く。球を追いかけないようにしないと」。元同僚との対決に、攻略法を思い描くハミルトン。メジャー最強との呼び声高い打線と、今季初先発となった前回2日のアストロズ戦で“完全未遂”の快投を演じたダルビッシュとの対決は全米でも注目の的。球団公式サイトも「アメリカ中の視線が集まる」と盛り上げる。

 「シーズンは長い。でも、このシリーズは重要だ」とプホルス。同地区最大のライバルである両チーム。最強の矛と盾の対決が、今季を占う一戦となる。

 

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