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【プロ野球】

DeNA ブラ、初の3発! でも負けた

2013年4月8日 紙面から

◇ヤクルト10−6DeNA

 ヤクルトが乱打戦を制し、連敗を3で止めた。2回に岩村、武内、中村の3者連続本塁打で先制。4−4に追い付かれた7回に畠山の2点二塁打などで3点を加え、突き放した。DeNAはブランコが3本塁打したが及ばなかった。

 DeNAのブランコが自身初の1試合3発だ。1本目の3号は4回。打ち上げた打球が高く舞い上がり、左翼席前列に落ちた。6回にはバックスクリーンへ中越え4号。9回にも左翼中段へ、豪快な5号。ソロ3本を神宮球場のスタンドに運んだ。

 この日は、7回にもセカンド後方へ落ちる適時打。試合は中継ぎ投手陣が崩れ敗れたが、5打数で3本塁打を含む4安打。4打点をたたき出しパワーを見せつけた。

 「積極的に打ちにいけている。ボールもよく見えているよ」。ブランコは顔をほころばせた。1回2死一塁の第1打席は三ゴロに凡退。「ボールを上げようという意識が強すぎた」。2打席目からは重心を後ろに置くよう修正した。

 これで今季8試合で5本塁打、16打点はリーグトップで打率も3割7分5厘に上がった。長打率は脅威の8割7分5厘。「せっかく新チームに来たので勝利に貢献したいという気持ちでやっている。それが結果に結び付いている」と笑う。

 前日6日は、ラミレスが外国人選手初の2000安打を達成。先輩の偉業達成も、いい刺激となっている。試合前にはラミレスから「早めに勝負していけ」と助言をもらったという。

 自分自身もひそかな目標を定めた。「10年間、日本でやることを目指すよ」。今年が来日5年目。10年プレーすれば、今のラミレスと同じ38歳の誕生日を日本で迎えることになる。

 「7歳と5歳になる息子がいるんだ。2人が野球をやれるようになるまで選手を続けたい。僕よりいい選手になると思うよ。日本で甲子園を狙わせるのもいいねえ」とブランコ。息子が成長する日まで、まだまだ日本で野球を続けたい。そのためにも本塁打を打ち続ける。 (後藤慎一)

 

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