ＡＫＢ４８の松原夏海（２２）が６日、オフィシャルブログで６月８日に開催される「第５回選抜総選挙」へ出馬しないことを明らかにした。同日、Ｇｏｏｇｌｅ＋でも自身の意思をファンに伝えた。卒業が発表されていないAKB48の現役メンバーでは初の辞退者となる。

　松原はこの日更新されたブログで「ずばり…選挙には出ません!!!」と立候補制となった今回の総選挙への不出馬を表明した。理由については「いろいろと考えた結果です!!　これからについてもたくさん考えています！」と明かしている。

　松原は昨年行われた総選挙で初日速報では５７位にランクインしながらも、最終結果では６４人以内には入れず圏外となり、当時所属したチームＡでは唯一“落選”したメンバーとなった。泣きそうな顔で一人会場から立ち去る姿を当サイトでも伝えている。

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　総選挙直後に行われたAKB４８劇場での生誕祭で、松原は落選の心境について「あんな絶望を味わったのは初めてだった」とファンの前で語っている。その後、次の総選挙でステージに立てるよう精進を誓ったものの、１年の月日の中で心境は変わった。

　昨年の結果は松原のファンにとっても悔しい結果であり、今年こそはとの思いを持つ者もいた。松原自身も「去年のこともあってリベンジという形で出ることも大事だと思います」と総選挙への参加の重要性を語りながらも「それでも私は純粋に総選挙に出たいとは思えませんでした」と改めて不出馬の意思を語った。その後続けた「出てほしいという意見もあると思いますが、今回はわがままを言わせてください」との訴えには松原の強い思いが感じられる。

　松原は2006年に第二期メンバーとしてAKBに加入。現在はチームKに所属し、昨年行われた「ＡＫＢ４８　２９ｔｈシングル選抜じゃんけん大会」ではベスト１６となり、選抜メンバー入りを果たしている。

　AKB４８のメンバーでは仁藤萌乃が不出馬を表明しているが、今月28日の武道館公演の卒業が発表されており、卒業が発表されていないAKB48メンバーの中での辞退は松原が初となる。このため松原のＧｏｏｇｌｅ＋にはその決定を尊重する声、それでも総選挙に参加してほしかったとの声が寄せられるなどファンの間でも意見が分かれている。