無人機攻撃でパキスタンと密約=CIA、2004年に―米紙
時事通信 4月7日(日)17時46分配信
【ニューヨーク時事】米国とパキスタンが2004年、「国家の敵」とパキスタンが位置付けていたイスラム過激派指導者を米国が無人機で殺害し、その見返りとして、パキスタンが自国内での米国の無人機運用を認める密約を結んだと、7日付のニューヨーク・タイムズ紙が報じた。
両国の複数の当局者の話として伝えた。密約交渉は米中央情報局(CIA)とパキスタンの情報機関である3軍統合情報局(ISI)との間で行われ、無人機攻撃はすべてCIAが秘密作戦として実行、米政府は公式には作戦の存在を認めないことなどで合意した。無人機をめぐり密約が存在することは以前から指摘されていたが、同紙は詳細が明らかになったのは初めてとしている。
最終更新:4月7日(日)23時31分