ホーム > 報道・広報 > 2013年aff(あふ)4月号 > aff(あふ)バックナンバー > 07年10月号目次 > 石川三知の「たべもの歳時記」第6回
高く澄みわたった空に歓声が響く季節となりました。今年も学校や職場、地域などで、運動会が催されることでしょう。 皆さんの中にも、運動会に参加される方がいらっしゃると思います。いつもと違った体の動きをする貴重な機会ですから、その日は最後まで、思い切り体を動かしていただきたいものです。 しかし、毎日の仕事で疲れた体では、途中でバテてしまったり、足がつってしまわないかと不安になる方も多いでしょう。でも、ご安心ください。そうならないように力を貸してくれる強い味方「お弁当」があります。メニューはいたってシンプル。梅干し入りのおにぎり、卵焼き、ホウレンソウのお浸しまたはソテー(小松菜やブロッコリーでも)、それにミカンでバッチリです。ご飯と梅干しを一緒に食べることで、運動時のエネルギーが素早く補給でき、卵はダメージを受けた筋肉を補修します。サッと加熱した青菜類はご飯や卵の働きを助け、ミカンにはビタミンやミネラルを含んだ水分がたっぷりと含まれていて、足のけいれんを防ぐ働きがあります。その他に、ゆでた栗やブドウなどを加えれば、さらにパワーアップ。実はトップアスリートたちが試合の時に食べるお弁当も、このメニュー構成が基本となっているのです。 |
Profile いしかわ・みち
スポーツ栄養アドバイザー。スピードスケートの岡崎朋美選手、陸上短距離の末續慎吾選手など、多くのトップアスリートの栄養指導を担当。「カラダは食べ物でできている」がモットー。 |