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静岡市5工場の製茶 規制値超す放射性物質
静岡市葵区藁科地区で行われている一番茶の製茶の放射能調査で、静岡県は14日、計5つの茶工場から国の暫定規制値を上回る放射性セシウムが検出されたと発表した。
14日の定例会見で、静岡・川勝県知事は、藁科地区にある2つの工場の一番茶の製茶から、国の暫定規制値を上回る放射性セシウムが検出されたと発表した。その後、10工場の検査の結果、新たに3つの工場で暫定規制値を上回ったと発表し、計5つの工場に対して出荷自粛と自主回収を要請した。県は「いずれも、飲む分には問題ない」と話している。
今回の一連の検査で、藁科地区で暫定規制値を上回った工場は、検査のきっかけとなった工場を合わせて6工場となった。この6工場で扱う製茶の生産量は、藁科地区全体の10%未満という。
県は、藁科地区の約100工場のうち生産量の85%を扱う21工場について検査が終わったことから、残りの約80工場は要望があった場合のみ検査を行う方針。
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