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群馬県のニュース

メガソーラー渋川市が選定  事業者はオリックス

更新日時:2012年10月5日(金) PM 01:00
 渋川市行幸田の市有地約4・6ヘクタールを活用して民間による大規模太陽光発電所(メガソーラー)の誘致を進めていた渋川市は4日、事業者に金融サービス業のオリックス(東京都港区、井上亮社長)を選定したと発表した。来年3月までに土地の賃貸借契約を結び、施設整備は4月以降の見通し。

 市によると、8月末までに4社から事業提案があり、内容を精査して決めた。貸出期間は発電事業開始から20年間で、土地賃貸料は明らかにしていない。市幹部は選定理由について「発電効率が優れていた」と説明する。

 オリックスの提出計画は、ソーラーパネル約1万8千枚を使い、出力は最大約3・3メガワットを見込んでいる。年間で一般家庭約870世帯分に相当する発電量になる予定。

 オリックスはことしからメガソーラー事業への参入を表明。1月に香川県三豊市で約3ヘクタールを利用して出力約2メガワットのメガソーラー計画を発表し、渋川市が2カ所目となる。今後は全国各地にメガソーラーを建設し、3年間で出力計約100メガワットの施設整備を目指していく。