太陽光発電所:東北電の子会社、建設へ 鰺ケ沢町の廃校活用、10月運転目指す /青森

毎日新聞 2013年02月05日 地方版

太陽光発電所の完成予想図を披露する東條町長(左)と平山常務=県庁で
太陽光発電所の完成予想図を披露する東條町長(左)と平山常務=県庁で

 ◇町が無償で敷地貸与、税収増にも期待

 東北電力の子会社「東北ソーラーパワー」(仙台市)は4日、鰺ケ沢町の廃校のグラウンドを活用し、太陽光発電所を建設すると発表した。年間の発電量は一般家庭120世帯の使用量に相当する約41万キロワット時で、全量を東北電に売電する。6月をめどに着工し10月の運転開始を目指す。【高橋真志】

 同社の平山成治常務と同町の東條昭彦町長がこの日、県庁で記者会見して計画を披露した。発電所は、11年度末に廃校となった町立鳴沢小のグラウンド約6100平方メートルに、積雪に備えて強度を高めた太陽光パネル1650枚を設置する。出力は約420キロワット。概算建設費は約1億7000万円と見込む。

 同社は昨年9月に設立された。東日本大震災で被災した東北地方で、2020年ごろまでに計約5500キロワットの太陽光発電を行う方針。既に岩手県久慈市で出力1400キロワットの太陽光発電所を建設する計画が進んでおり、同町が2カ所目となる。

 同町は、廃校の跡地利用について東北電に相談し、太陽光発電所の建設を打診された。以前も発電所の誘致を目指したが震災で中断し、同社設立を機に再び話を持ちかけた。町有地の廃校グラウンドは無償で貸し出すが、運転開始後には法人税や固定資産税の収入が見込めるという。

 東條町長は会見で「町民は発電所建設を歓迎している。将来的には町内で大規模な太陽光発電を行い、農業に使いたい。発電所建設はその第一歩となる」と期待を込めた。【高橋真志】

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