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イシダイは生きていた 漂着漁船の中に4月7日 13時19分
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東日本大震災による津波で先月、アメリカ西海岸に漂着した小型漁船の中から、日本近海に生息するイシダイが生きた状態で見つかり、太平洋を2年以上かけて横断した魚としてオレゴン州の水族館に展示されています。
アメリカ西部オレゴン州の水族館の水槽で元気に泳いでいるのは体長10センチほどの黒と白の縦じまの魚、イシダイです。
このイシダイは先月22日、オレゴン州の隣のワシントン州の海岸に漂着した長さ5.5メートルの小型漁船「斎勝丸」の箱の中で泳いでいるのが見つかったものです。このイシダイを水族館が引き取り、「ツナミが運んだ魚」として6日から展示を始めたところ、人気になっているということで、水族館の職員は「はるばる日本から太平洋を越えて来たという事実に、みんなが興味を引かれている」と話しています。
イシダイは日本の近海や東シナ海などが主な生息地ですが、この漁船の持ち主の岩手県陸前高田市の斎藤勝雄さん(72)によりますと、船は震災当時、港に陸揚げされており船内は空だったということで、斎藤さんは「船が日本の沖合を漂流している途中でイシダイが住み着き、そのまま船ごとアメリカまで流れていったのでしょう」と話しています。
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