伊達市は28日、松ヶ枝町の市有地5・7ヘクタールを利用するメガソーラー(大規模太陽光発電所)設置運営事業者の募集要領を明らかにした。本年度中に事業着手し、年度内の発電開始を目標とする。大手ゼネコンの大林組(東京)が名乗りを上げている。
市有地は道央道伊達インターチェンジ料金所近くの市街化調整区域。メガソーラーを設置、運営する事業者に有償で貸し付ける。貸付金額は年間24万9900円以上とする。
市が想定する出力規模は1〜2メガワット(千〜2千キロワット)。事業用地の賃貸借契約期間は20年以内とし、発電事業を行う期間は原則、国が定める再生可能エネルギーの固定価格買い取り期間とする。発電事業終了後の施設撤去は事業者の負担と責任で行われる。
市は来月上旬に公募を始め、企画提案書を受け付ける。同月下旬にプレゼンテーションを行い、事業者を決定。7月に契約を交わす。
再生エネルギー特措法施行を受け、再生エネルギーでつくられた電力の固定価格買い取り制度が7月1日からスタート。ビジネスチャンスと捉える企業が多く、大林組は先月、市にメガソーラー開設を申し入れた。
(伊藤教雄)
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