新井が抹消　右太もも肉離れ

　阪神・新井良太内野手（２９）が６日、右太もも裏の軽度の肉離れのため、出場選手登録を抹消され帰阪した。前夜５日の広島戦（マツダ）で延長１１回に遊ゴロを放ち、一塁へ走った際に痛めた。幸い軽傷で長期離脱は免れたが、開幕わずか７戦を終えて４番が離脱。早くもオーダー変更を余儀なくされた和田豊監督（５０）は新しい４番について「そう何人もおらんやろうし。並びの問題もある」と思案顔だ。

　開幕オーダーの上位から下位へのつながりを維持するなら、弟に代わって兄の新井を４番にはめる。状態や勢いを重視するなら福留。または３番・鳥谷からの左右ジグザクを続けるならマートンと、『３者択一』を迫られることになりそう。打順よりも、既に３完封負けと、打つ試合と打たない試合が極端な打撃陣には奮起を促す。前夜は７得点を挙げたが「これが続いていかないと軌道に乗りきれない」と指揮官。打線改造がカンフル剤になるか。　（中谷秀樹）