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雨峠越える 強風に十分注意を
発達中の低気圧の影響で6日夜、関東地方は大気の状態が不安定になり、局地的に猛烈な雨が降りました。
雨は峠を越えましたが、このあと風が強まる見込みで、気象庁は十分注意するよう呼びかけています。気象庁によりますと、日本海と本州の南岸にある発達中の低気圧の影響で、関東地方は6日夜から7日未明にかけて大気の状態が不安定になり、雨が強まりました。
神奈川県海老名市では6日夜10時半すぎまでの1時間に、気象庁が統計を取り始めてから最も多い、102ミリの猛烈な雨を観測しました。
また、午前0時前後までに東京・世田谷区で1時間に47ミリ、横浜市日吉で46.5ミリ、茨城県北茨城市で40.5ミリの雨が降り、いずれも4月としては過去最も多い雨量を観測しました。
風も強く、伊豆諸島の八丈島空港では午前6時ごろに22.1メートル、神奈川県三浦市では午前4時ごろに19メートルの最大瞬間風速を観測しました。
低気圧は関東付近を通過して、さらに発達しながら北上するため、昼前から8日の明け方にかけて、沿岸部を中心に風が強まる見込みです。
8日にかけての最大風速は伊豆諸島で28メートル、関東の陸上で20メートル、海上で25メートルと予想され、最大瞬間風速は35メートルから40メートルに達する見込みです。
波の高さは8日にかけて、伊豆諸島で8メートル、茨城県と千葉県の太平洋沿岸で7メートルと、大しけになる見込みです。
また、上空に寒気が流れ込むため、昼前から夕方にかけて再び大気の状態が不安定になり、関東北部を中心に局地的に雷やひょうを伴って、1時間に30ミリの激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は、強風や高波、土砂災害、川の増水、落雷、竜巻などの突風に十分注意するよう呼びかけています。
04月07日 06時34分