NHK兵庫県のニュース　神戸放送局

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警察官 通勤手当を不正受給

兵庫県警察本部の警察官が、去年４月までのおよそ３年半の間、住んでいる場所を偽って通勤手当１３０万円あまりを不正に受け取っていたとして、５日詐欺の疑いで書類送検されました。
書類送検されたのは、兵庫県警察本部の警備部に所属する４１歳の男性の巡査部長です。
警察によりますと、この巡査部長は平成２０年から去年４月までの３年５か月間、本来なら通勤手当が支給されない神戸市内に住んでいたにもかかわらず、三田市内に住んでいると偽って、通勤手当１３０万円あまりを不正に受け取っていたということです。
巡査部長はこの間、徒歩で通勤していましたが、内部監査などの際には実際に定期券を買って上司に示したあと、払い戻すなどして、発覚しないようにしていたということです。
警察の調べに対し、巡査部長は、「家族と別居しているのを知られるのが嫌で、生活費にも困っていたので手当てをもらい続けた」と話しているということです。
警察は５日、巡査部長を詐欺の疑いで書類送検するとともに、停職６か月の懲戒処分にし、巡査部長は５日付けで依願退職しました。兵庫県警察本部の有田幸司　監察官室長は、「警察官としてあるまじき行為で誠に遺憾です。職員の指導監督を徹底し再発防止に努めたい」とコメントしています。

04月05日　17時33分

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