最終更新: 2013/04/07 00:32

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衆院予算委で2013年度予算案実質審議始まる 経済政策などで論戦

国会では、衆議院予算委員会で2013年度予算案の実質審議が始まった。質問に立った民主党の海江田代表と細野幹事長は、経済政策や議員定数削減などをめぐって、安倍首相と論戦を繰り広げ、「居丈高」、「傲慢(ごうまん)」などと非難し合う場面もあった。
委員会で、民主党の海江田代表は、安倍内閣が編成した2012年度補正予算と2013年度補正予算案が、公共事業偏重になっていると批判した。
民主党の海江田代表は「自民党の先祖返りではないかという見方ができるかと思いますが」と述べた。
安倍首相は「公共事業費が増えているのは、防災減災対策、国民の安全と安心を守るための予算、しっかりとそれを入れ込んでいるわけでございますし」と述べた。
さらに海江田代表が「借金が次の世代につけ回しされるということに対して、総理はどういう見解をお持ちか」とただすと、安倍首相は「税収を増やしていかなければ、絶対に財政再建はできない。そのために大切なことは、経済を成長させていくこと」と答えた。
さらに両者は、日本の中間層の復活とデフレ脱却について議論を交わした。
海江田代表は「分厚い中間層を復活させる、ミドルクラスを復活させることが一番大事」と述べた。
安倍首相は「日本では、中間層が本当にそんなに薄くなってしまったかと言えば、私はそんなことはないと思いますよ」と述べた。
海江田代表は「今の日本のデフレの本当の原因というのは、どこにあるんだろうと。中間層が失われてしまったことと、密接な関係がある。そこがわからないと、本当の意味でやはり、デフレの克服に対する正しい経済政策がとれません。中間層が失われたことと、デフレは関係ないと言い切れるんですか」と述べた。
これに対し安倍首相は、「それを変えていく。まさに今、変わりつつあるじゃないですか。政治は結果ですから、民主党政権は残念だけど、3年間やってできなかったじゃないですか。われわれは今2カ月なんだけども、これ変わりつつありますよ」と述べた。
また民主党の細野幹事長は、安倍首相に衆議院議員定数削減を実現するよう強く迫り、激しい応酬となった。
細野幹事長は「定数削減については、通常国会中にしっかりやりきるということについて、確約をいただきたい。立法府ということに逃げないでいただきたい」と述べた。
安倍首相は、「まず逃げないでくださいという言いぶりは、極めて失礼だと思いますよ。まず0増5減については、わが党はかなり早く出していましたよ。それをやらなかったのは、当時多数を持っている民主党ではありませんか。細野さんもそこまでおっしゃたんですから、われわれが成案を出せば、細野さんが賛成すれば、直ちに成立しますよ。協力していただけますか」と述べた。
細野幹事長は「われわれはもうとっくに、協議できる状態になっているんですよ。3月の半ばまでに総裁として責任を持って、党の案を持ってきてくださいよ。いかがですか」と述べた。
これに対し安倍首相は、「またまたずいぶん、居丈高におっしゃってますが、これはですね、何回言われても行政府の長ですから、この問題については、国会で議論することなんですね。皆さんも、選挙の結果も謙虚に受け入れた方がいいですよ」と述べた。
細野幹事長は「私のことを若造ということでおっしゃっているんでしょうか、居丈高とおっしゃいますが、総理の今の表現は、やや傲慢だと思いますよ。だってそうでしょう。『与党案が出てきたら、おまえたちのめ』って」と述べた。
これに対し安倍首相は、定数削減の実現について、石破幹事長に指示していることを強調し理解を求めた。

(03/07 20:36)


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