浦和学院が初優勝 得点力で圧倒4月3日 21時47分
ことしのセンバツ高校野球は、埼玉の浦和学院が5試合で47得点と圧倒的な得点力を見せ、春夏を通じて初優勝を果たして幕を閉じました。
決勝は浦和学院が、速球が持ち味の愛媛の済美高校の2年生エース、安樂智大投手をとらえ、6回までに9点を奪うなど圧倒的な得点力が際立ちました。
安樂投手は今大会、5試合中4試合で完投し、出場選手中、最速の152キロをマークするなど、合わせて772球の力投を見せました。
しかし、3連投となった決勝のあと「ボールのスピードが上がらなかった」と話すなど、1人の投手で大会を勝ち上がる難しさを改めて示しました。
この大会は、大阪桐蔭高校の史上初となる春夏春3大会連続優勝に注目が集まりましたが、主軸打者の相次ぐ欠場という不運にも見舞われ、3回戦で姿を消しました。また、ことしは東北からセンバツ最多の5校が出場し、東北勢悲願の甲子園初優勝の期待が高まりました。
今回、特別に設けられた「東北絆枠」の山形中央高校は、甲子園初勝利を挙げ、「21世紀枠」として東日本大震災の被災地から出場した福島のいわき海星高校は初戦で敗退しましたが、全力プレーが印象的でした。
去年秋の明治神宮大会を制した宮城の仙台育英高校は、今大会も実力を発揮しましたが、準々決勝で敗れ、東北勢の甲子園初優勝の期待は、夏の大会以降に持ち越されました。
|
[関連ニュース] 自動検索 |
・ 浦和学院 学校に戻り優勝報告 (4月4日 19時13分) ・ センバツ 浦和学院が初優勝 (4月3日 18時51分) ・ センバツ決勝は浦和学院と済美の対戦に (4月2日 17時18分) ・ 浦和学院 敦賀気比破り決勝に進出 (4月2日 12時59分) ・ 浦和学院 北照に勝ちベスト4 (3月31日 15時36分) |
|
[関連リンク] |
|