大阪・北野病院の筋弛緩剤紛失:病院と麻酔科部長を書類送検
毎日新聞 2013年04月05日 大阪朝刊
大阪市北区の北野病院で成人15人分の致死量に相当する筋弛緩(しかん)剤が紛失した問題で、筋弛緩剤の適正管理を怠ったとして、大阪府警は病院と麻酔科部長の男性医師(54)を薬事法違反の疑いで書類送検した。送検は先月25日付。紛失は昨年7月に判明し、府警が経緯を捜査していた。
送検容疑は、昨年7月、院内の手術準備室の保管庫に、薬事法で毒薬指定されている麻酔用筋弛緩剤「エスラックス」を無施錠で保管したとされる。