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北朝鮮 ケソン工業団地立ち入り認めず
4月3日 10時2分

北朝鮮 ケソン工業団地立ち入り認めず
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韓国への挑発姿勢を強める北朝鮮は、3日、南北共同で運営するケソン工業団地に韓国の企業関係者が入ることを認めないと一方的に通知し、韓国政府は、北朝鮮の対応に遺憾の意を表明しました。

北朝鮮南西部にあるケソン工業団地は、韓国と北朝鮮が共同で運営し、韓国の中小企業の工場でおよそ5万人の北朝鮮の労働者が働く、南北の経済協力の象徴となっています。
韓国統一省によりますと、3日午前、北朝鮮でケソン工業団地を管理する当局から、韓国の企業関係者が入ることを認めないと一方的に通知してきたということです。
ただ、現在、工業団地内に滞在している関係者が韓国側に戻ることはできるということです。
統一省の報道官は、記者会見で「工業団地の運営に支障を来すものだ」と述べ、北朝鮮の対応に遺憾の意を表明しました。
韓国側からケソンに向かうためのゲートの前では、待機していたトラックなど多くの車両がUターンを余儀なくされていました。
企業関係者からは「いきなりこのようなことになって戸惑っている」とか「業務に支障が出ないか心配だ」といった声が聞かれました。
ケソン工業団地は、経済がひっ迫している北朝鮮にとって外貨獲得の貴重な手段となっていますが、北朝鮮は先月末、「南側がわれわれの尊厳を冒とくするならば、ケソン工業団地を容赦なく閉鎖する」と警告していました。

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