阪神・福留が延長１２回に決勝弾で連敗止めた！

１２回、本塁打を放つ阪神・福留＝マツダスタジアム（撮影・白鳥恵）【拡大】

　（セ・リーグ、広島６－７阪神、１回戦、阪神１勝、５日、マツダ）福留が延長十二回に右翼席へ今季１号ソロ。日本球界への復帰初アーチが決勝点となり、チームの連敗を２でストップさせた。

　思い切り振り抜いた。６－６で迎えた延長十二回。広島・江草の１３９キロ直球をフルスイング。チームを勝利へ導く打球が右翼席で弾むと、福留の顔に笑みが花開いた。　

「何とかしたい思いで打席に入りました。思い切っていこうと」。日本では実に６年ぶりの本塁打が決勝弾となったが「とりあえず一本出てよかった」と笑顔。

　試合は序盤に先発メッセンジャーが５点を奪われる波乱のスタート。それでも打線が粘りと意地を見せた。七回に５本の長短打で４点を奪い追いつき、振り出しに戻した。そんなチームメートの思いをひと振りに込めたベテランは「長くて疲れた」と苦笑い。「意味のある勝ちだけど、明日が大事」と気を引き締めた。

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