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「JKリフレ」で働く少女 「保護」→「補導」対象に

 男性客と添い寝をしたり抱きついたりする「JKリフレ」で働く少女について警視庁は、これまでの「保護」から一転「補導」の対象と決めた。5日までに管内の警察署に通知した。安易なアルバイト感覚に警鐘を鳴らすのが狙いで4日夜には初めて少女11人を補導。業界関係者からは、正常化につながると歓迎の声が上がる一方「イタチごっこになりそう」との声も聞かれた。

 警視庁はJKリフレなどの営業を「有害業務」と規定。こうした店で働く18歳未満の少女について、被害者として保護せず、補導の対象とすることを決めた。補導とは、保護者に連絡し、補導歴として残る「少年補導票」に記入することだ。

 警視庁によると、こうした業務での補導は異例。「厳格な対応で未成年者の意識を変え、抑止力にしたい」としている。

 JKリフレは、女子(J)高校生(K)と、リフレクソロジー(足裏マッサージ)を組み合わせた造語。昨年から都内を中心に激増した。1月には警視庁が、都内の店を一斉摘発し、15〜17歳の少女計76人を保護。しかし、その後もアルバイトを続ける少女が多かった。こうした店は児童買春や性被害の温床とも指摘されており、警視庁が対策に乗り出した。

 警視庁少年育成課と万世橋署はさっそく4日夜、秋葉原のJKリフレ店で働いていた少女11人を補導した。大半が入学したばかりの高校1年生といい、「1カ月で50万稼いだ」と話す少女もいるという。

 この厳罰化について都内の風俗店経営者は「新たな脱法店が次々と参入してきて、取り締まりが追いついていなかった。未成年はタブーという業界の風潮が薄れつつあったから、よかったのではないか」と歓迎。さらに「未成年を雇った場合、これまでは経営者だけが罰せられ、雇われた側はおとがめなしだった。最近では偽造免許証を使って働こうとする未成年もいる。働く側の責任も追及するのは当然だ」と語気を強めた。

 別の風俗関係者は「店を構えないJKリフレが出てきたり、またイタチごっこになりそうだ」と指摘。ただ、警視庁が補導に乗り出したことで今後、他の道府県の警察当局も同様の対応をとるとみられ、全国のJKリフレで働く少女らが激減する可能性もありそうだ。

[ 2013年4月6日 06:00 ]

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