マナー違反で北大名物“ジンパ”規制　学生は反発

　北海道大（札幌市）の名物として親しまれてきたキャンパスでのジンギスカンパーティー（ジンパ）が、４月から大幅に規制された。ごみの放置などマナー違反があるためだが、学生からは「伝統が失われる」と反発の声も出ている。

　ジンパは、長年サークルや研究室などさまざまなグループで行われてきた。生協で肉が買え、炭を処分する専用ごみ箱も備えられ、春から秋にかけて芝生のあちこちで煙と歓声が上がる。いわば大学公認の親睦行事だった。

　しかし芝生は傷み、ごみの放置、酔っぱらいが騒ぐなど問題も多く、北大施設部は、キャンパス内の共有緑地約８７００平方メートルでの火気禁止を決めた。