家族帰国は120%保証 北朝鮮、拉致議連に
日時: 2004/01/08 16:12
名前: Take Nishi

はじめまして。
会社の同僚から聴いて覗いてみました。
どうぞ宜しくお願いします。

北朝鮮が最近、強硬路線を転換して、解決に動き出しています。確かに、日本人の視点からして、北朝鮮は政治的な駆け引きが非常に強烈に写るようですが、それは日本人が平和ボケしているだけの話。駆け引きに対し、駆け引きで応じるのが外交というものですが、日本人は駆け引きをされただけで、「信用できない国」と悪者にしてしまうのも、実は拉致問題の解決の障害になっているようにも思えます。

確かに北朝鮮は問題のある国家。とはいうものの、日本政府は北朝鮮が相手だからこそだいぶ助かっているはずです。拉致の問題にしても、核の問題にしても、自動的に北朝鮮が悪者になっているからです。それをいいことに何もしなかったのが日本政府。「北朝鮮がああだから解決できない」で済んでしまうわけですね。

「対話」や「信義」なんてものは、外交上の「相互有益性」が成立してからの話。まずは、北朝鮮の駆け引きに、駆け引きで応じて、相互の思惑の落としどころを見出していくべきではないでしょうか。「対話と圧力」・・・いきなりそういう発想で外交をすれば、解決できるものもできなくなりそうですが・・・。

今回は是非、駆け引きをして、双方のメンツがつぶれないよう解決してもらいたいものです。

他板への投稿文を転載(1) ( No.1 )
日時: 2004/01/08 21:36
名前:
参照: http://8330.teacup.com/netkikaku2/bbs

皆さん、明けましておめてとうございます。
今年もよろしくお願いします。

ところで、Take Nishiさまが立てられたスレッドのテーマに関連して、私が別掲示板に書き込んだ投稿文を一部修正のうえ、こちらにも転載させていただきたく思います。
私が先に投稿した掲示板の関係上、いわゆる「市民運動論」に関する問題提起の色彩が強い投稿文ですし、なにぶん北朝鮮問題についてはド素人の論評なので、長年北朝鮮を観察されている識者の多いの本サイトにはそぐわないかもしれませんが・・・。

なお、

>日本人は駆け引きをされただけで、「信用できない国」と悪者にしてしまうのも、実は拉致問題の解決の障害になっているようにも思えます。
>「対話」や「信義」なんてものは、外交上の「相互有益性」が成立してからの話。まずは、北朝鮮の駆け引きに、駆け引きで応じて、相互の思惑の落としどころを見出していくべきではないでしょうか。

というTake Nishiさまのご指摘には私も同感です。
日本社会はそろそろ冷静に現実的な解決策を模索するべきなのではないでしょうか。


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タイトル:『ここは冷静になって、一度「振り出しに戻る」べきではないかと思うようになりました』

私は5人の方達を北朝鮮へ戻さない旨が事実として確定した際に、日本政府が

"5人の被害者本人と家族の意向を尊重して、日本政府は被害者5人を日本に留めておく
ことにした。
日朝の外交実務担当者(田中均氏も含まれる)との間で結んだ"一時帰国"の約束を結果と
して違えることになったのは遺憾であるが、そもそもこの事件は貴国(北朝鮮)側の国家
犯罪がきっかけであり、日本政府は被害者の人権擁護の立場から犯罪被害者たる5人と
家族の意思を尊重することにした。本人の意思が固まった以上、もう被害者を貴国に
戻すことは人道的観点から日本政府にはできないのだ。"

と被害者と家族の方達の意思を盾に明確に主張し、北朝鮮側から被害者の家族の方達の
来日と日本での永住を実現するための条件交渉に入るべきだったと思うんですよね。

確かに北朝鮮は国家犯罪の加害者であるわけですが、小泉首相は日朝平壌宣言によって
かの国の金正日政権を「交渉相手にたる正当政権」である旨を認め、あくまで日朝間
での政府間交渉によって問題を解決する旨を日本政府として公式に国際社会に表明した
訳ですから、実務担当者間の合意事項を後になって「そんな約束は無い」と強弁するの
は<政府間交渉としては>かなり無理があったんじゃないかと。(続く)
他板への投稿文を転載(2) ( No.2 )
日時: 2004/01/08 21:28
名前:
参照: http://8330.teacup.com/netkikaku2/bbs

(他板への投稿文を転載(1)の続き)

まあ、横田めぐみさん達の「死亡」なる通知を受け取り、生存者の今後の処遇についての
基本的スキームを日朝間で策定・合意すらしない−即ち拉致問題の本質的解決が宣言文に
織り込まれていない日朝平壌宣言にサインをしてしまった小泉首相の決断自体がすべての
間違いのもと、ダメダメだったとも言えるかもしれませんが、
いまさらそれを言っても仕方が無いでしょうしね。

(私は横田さん達の「死亡」なる通知を受け取った際に、小泉首相は席を立って日本へ帰る
ことは無理にしても、せめて"日本政府は北朝鮮政府からの「死亡」通知なるものを受け
容れることはできない。日本政府は拉致被害者の消息についての継続調査を北朝鮮政府
に対して強く要求する"という旨を小泉首相の口から金正日に直接表明し、会談終了後の記
者会見でその旨を日本政府の公式見解として国際社会に「宣言」すべきだったと考えてい
ます。
後になって「家族会」に指摘されて慌てふためく小泉氏の社会人としてのセンスは、
「拉致問題の解決なくして国交正常化なし」が口癖の割にはカナーリお粗末では
ないでしょうか。)

「一時帰国」の約束が存在していた事実は事実として認め、その上で被害者の方達と
家族の「日本に残りたい」という意思を最大限に尊重した条件交渉を日本政府は展開
すべきだったのはないかと。

その辺りの事実関係を日本国内でしか通用しない「感情論」によって糊塗してしまい(*注)、
現実的な解決策の模索のための議論を政府も日本社会も行おうとしなかったことが、
家族の帰国問題を長引かせてしまった主因だとも私は思っています。(続く)
他板への投稿文を転載(3) ( No.3 )
日時: 2004/01/08 21:32
名前:
参照: http://8330.teacup.com/netkikaku2/bbs

(他板への投稿文を転載(2)の続き)

(*注・・・ここで誤解していただきたくは無いのですが、被害者や家族の方達が「感情」
に訴え、金親子や北朝鮮政府に対して憎悪をぶつけるのは被害者感情を考えれば当たり前
のことで、私は被害者や家族の方達の「感情論」を非難する気は毛頭ありません。
問題は本来は冷静に状況を分析せねばならないジャーナリズムなどが「感情論」に
拠った言説を展開していることだと思います。
といいいますか、被害者や家族の方達の発言を耳にする限り、むしろ「当事者」たる
被害者や家族の方達のほうが冷静沈着とすら思えます。)

そういう意味では、蓮池さんや地村さんの発言は、一度振り出しに戻って、この問題を
現実的な線で解決への方向に着地させるためにはとても良いことだと、私は捉えています。

もちろん私達市民が北朝鮮の現在の状況の改善、そして民主化を目指して声を上げていく
べき点はどんどん声をあげ、運動を拡大していくいくべきだとは思いますが、私達が目
標とする「べき論」と現実をどう分析するかという点は分けて議論されるべきではないか
と私は思います。

そうした冷静な状況分析がなおざりにされ、殊更に「べき論」ありきで話が進行している
のが昨今の拉致をはじめとする北朝鮮問題を巡る論議の最大の問題点であり、諸問題の
解決を遅らせている要因ではないだろうか、と私は最近考えるようになっています。(完)

<参考記事>

・「拉致被害者家族:蓮池透さん会見 北朝鮮高官発言に関連で」
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040104k0000m040045004c.html

・「北朝鮮に謝るべきだ」孫の帰国で地村保さん
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20040106AT3K0603S06012004.html