カメラペーパークラフト

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光武さん制作秘話へ
道具のご紹介と作り方 詳しい作り方は展開図内に含まれています 参考にしてくださいカメラペーパークラフトの制作に必要な道具類をご紹介します
写真:基本の道具 一式 写真の解説:基本の道具 一式
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展開図を切る道具とコツ
はさみ

細かい切り込み箇所が随所にあります。切れ味のよいものを使うことをおすすめします。カッター通常のカッターナイフに加え、細かい部分をカットするのに適したペンタイプのデザインカッターがあると便利です。模型屋や日曜大工用品店などで購入できます。
*カッターを使用する際は指を切らないよう、十分ご注意ください。

円切りカッター

展開図の円形の切り抜きの際に「 + 」印に中心を合わせて円切りカッターを使うと便利です


定規

直線部分の切断や、折り曲げの際に沿えて使用します。
通常15cmの金物定規で充分ですが、長い直線の為に30cmの金物定規があると便利です。
プラスチック製のものはカッターで定規自体が切れてしまうので避けましょう。
また、高価ですが透明プラスチック製で両側に金属プレートのついたカッティングスケールというものもあります。
フィキサチフ(定着液)
切り抜きや折り曲げの際、用紙コート面の剥離を防ぐために使用します。
プリントアウトしインクをよく乾かした後に、紙全体均一に吹きかけます。
手指についた汗や糊による用紙汚れを防ぐ効果もあります。画材店や文具店などで購入できます。

工作マット(カッティングマット)

カッターなどで机を傷付けないように敷いて作業しましょう。
作業時に安定感も保てます。A3サイズがおすすめです。

  マーカー

切り抜いたパーツの切断面は白いため、貼りあわせた際にどうしても目立ってしまいます。
そこでパーツのカラーに合わせて切断面(エッジ)に色づけすると仕上がりが美しくなります。

紙の断面(エッジ)について

写真:着色

・紙の切り口が白く目立つので、同色のマーカー
などで着色しておきます。

写真:着色

・のりしろの付け根(入隅)部分も白く目立ちやすいので着色すると良いでしょう。

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折る、曲げる道具とコツ
鉄筆(千枚通しまたは使い終わったボールペンでも代用可能)

折り目に沿って、あらかじめしっかり鉄筆でなぞることで、折り曲げやすくなりしっかり曲げることができます。これは、美しいフォルムを作る上でとても大切な作業です。
パーツ同士を組み上げた時に、紙自体がもつ張力によって引っ張られて全体のフォルムがゆがんでしまうこともあります。しっかりと折り曲げておくことで、糊付けして組み上げた後でも、フォルムの調整がかなり容易になります。鉄筆は、手芸店やデザイン用品店などで販売しています。先が尖っているのでケガをしない様に注意しましょう。


丸い棒(編み棒)

パーツによっては、円柱や円錐形、緩やか曲面を作る必要があります。
丸みをつけて曲面を作り出す作業を、「アールをつける」と呼びます。
作り出す曲面の大きさに合わせて、鉛筆や編み棒、つまようじなど、直径の大小で使い分けると良いでしょう。

小さいパーツの折り方

写真:小さいパーツの折り方

・紙の切り口が白く目立つので、同色のマーカー
などで着色しておきます。

丸み(アール)をつける

写真:丸み(アール)をつける

・円柱形のパーツや小さなパーツにアールをつける場合には、切り取った部品を掌に載せ、アールをつける方向に沿って、丸い棒などでゆっくりと押しつけるように移動させます。

・小さいアールは指の腹を使ったり(R_2.JPG)、大きな面のアールは太ももの上に載せたりすると良いでしょう。

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糊付けする道具とコツ
接着剤

木工用接着剤(速乾性)と透明合成ゴム系接着剤を使い分けると便利です。
塗布面積がある場合は、水分を含まない透明合成ゴム系接着剤を使用します。
細かい部分には、木工用接着剤(速乾性)をおすすめします。木工用接着剤を水で薄めて、面相筆などを使って塗布するときれいに糊付けすることが可能です。
はみ出た接着剤はすぐに拭き取りましょう。

ピンセット

小さなパーツをしっかり糊付けする際に使います。

レタリングペン(金属製のヘラ)
折りクセをつけたり、手の届きにくい部分ののりしろを押さえたりします。
画材店や文具店などで購入できます。

接着に関して

糊付けの際に、指先だけでは圧着しにくかったり、接合部分がずれてしまったりすることがあります。
その際には、ピンセットで押し付けるようにしたり、指などで押さえながらレタリングペン(金属製のヘラ)を上手に使って丁寧に圧着するようにしましょう。
・のりしろはしっかりと押さえて圧着します。指が届かない部分や指先では押さえにくい部分はレタリングペン(金属製のヘラ)を使って押さえます。
きちんと角を出したい部分は、机の上に置きレタリングペン(金属製のヘラ)を使ってしっかりと押さえ、圧着します。

写真:接着に関して
写真:接着に関して

のりしろと、取り付けされる面にも接着剤を塗布し、少し乾かして粘度を上げてから貼り合わせます。
・のりしろはしっかりと押さえて圧着します。指が届かない部分や指先では押さえにくい部分はヘラを使って押さえます。
きちんと角を出したい部分は、机の上に置きヘラを使ってしっかりと押さえ圧着します。

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光武さん制作秘話 パート1
 

本物と見間違えてしまうほどの出来上がりとなったEOS-1Ds Mark2。
この制作者であるペーパークラフト作家の光武利将さんに、制作秘話をお聞きしました。

   

EOS-1Ds Mark2が出来上がった時の気持ちは?

この作品は、僕のいま持っている技術的な表現力、作品自体の作り込みの精密さも含めてくるところまで来たな、という印象があります。
ですから出来上がった時は、思わず「見てくれー」と人に自慢したくなりました(笑)。

いつも作品が出来上がるとそうですが、出来上がった後に飲むお酒が美味しいです。
好きな音楽を聴きながら、出来上がった作品を眺めながら、夜中にお酒を飲んで過ごす時間が至福の時かもしれないですね。思わず笑みもこぼれてしまったりします。
たぶん、このカメラペーパークラフトを作られる皆さんも、きっと同じ気持ちになるはずですよ。

   

制作にあたっての苦労は?

この制作には、紙から3次元の立体にするまでに1ヶ月ほどかかっています。
紙に展開図を描いてみた状態(2次元)で見たときにうまく立体に出来そうだ、と思えても、いざ組み立てて3次元化にしてみると、それらしく見えなかったり、バランスがおかしくて違和感があったりしてしまうものです。

やはり一番の苦労は、実物の丸みのある部分や曲線ラインをいかに再現するか、ということでした。
それは、何度も何度も組み立ててみる中で、折り目をつける頂点となるポイントを探って、紙に切り込みを入れる分割ラインを見極めていく地道な作業の繰り返しだったりします。
今回の場合は、カメラのヘッド部分などは、大変だった箇所のひとつです。

加えて、より立体感を持たせるために、絵柄には陰影や光沢なども描き込んでいます。
平面では問題なくても、立体にすると光の当たらない面が出てきます。
(例えば、前面を右上から光が当たっている状態で描いたとしたら、後面は光が当たらないわけです。それでも、後面だけみたらどこからか光を当てなくてはおかしくなります。)
それらをいかに巧く誤魔化していってバランスをとるのかが重要になってきます。

また、作り手のことを考えて展開図がわかりやすいように、また、糊付けの結合点をどこにもってくれば作りやすいか、なども心配りをしているつもりです。

   

そんな苦労を今振り返ると?

苦労を重ねてようやく出来上がった作品ですから、出来上がった時は、我ながらよくできた!と納得します。
ですが、次の日には「やっぱりこの部分ダメだ」と思い直して手直しすることも。
しばらくは満足感に浸りますが、自分自身で「もっとできる」と思い始めてしまいますね。
キリがないのかもしれません。

   

これから作るユーザーへ

ゆっくり、あせらず、ムリせず、です。
好きな音楽でも聴きながら、緩めの予定を立てて、急がず作ってください。
失敗しても、またプリントアウトすればやり直せるので、何度でも納得いくまでチャレンジしてください。

具体的なアドバイスとしては、ヘッド部分は「顔」なので糊付けは慎重にしたほうがきれいにできますよ。
また、先端部分は浮きやすいので、しっかり裏側からおさえながら糊付けしましょう。

出来上がったら、きっと皆さんも自慢したくなるはず。
どんな出来上がりでも、おいしいビールが飲めること請け合いですよ!

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光武さん制作秘話 パート2

EOS Kiss Digital Nが出来上がった時の気持ちは?

相変わらず、良く出来てるなあという感覚はありましたが、この前に超大物EOS-1Ds MARKUを制作しているために、正直少し楽に進めることが出来ました。
これから組み立てされる方々は、間違いなくこちらから制作されることをオススメします。
ここで、テクニックや制作過程の感覚を養って下さい。

   

今回の制作で苦労した点は?

色です。メタリックで映り込む色味に変化してしまうボディ色には苦労しました。本物とまったく同じ色を出すことは不可能ですので、全体の雰囲気を損なわないように仕上げました。
EOS Kiss Digital Nのデジタル専用レンズを、EOS-1Ds MARKUに装填出来ない仕様を再現する部分は若干の試行錯誤がありました。

   

これから作るユーザーへ コツなどアドバイス

やはり、ゆっくり、ていねいに作ることです。組み立てミスを防ぐためにも、接着する前に、仮組をしてどんな形状になるのか確認します。
このときにどこからのりづけしていったら自分にとって組み立てしやすいのか考えていくと良いでしょう。
失敗してもまたプリントすればよいので、1度目は練習のつもりで気軽に組み立てするのも良いかもしれません。

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光武さん制作秘話 パート3

AE-1が出来上がった時の気持ちは?

完成度が高く、自分でもビックリするほど非常にきれいに仕上がりました。比較的直線的な形状のため、紙工作する対象として向いているのだと思います。
とはいえ、細かい部品の切り取りや組み立ては、他2作品に比べて簡単というわけではないので、じっくりていねいに取り組む必要があり大変でした。

   

今回の制作で苦労した点は?

FDマウントのメカニズム再現です。実機のスピゴット式同様にバヨネットマウントで定位置まで回し、ネジ式リングでさらに接合部を締め付ける方法を完全再現。組み立ては少々難しいですが、非常に楽しいギミックになりました。

   

これから作るユーザーへ コツなどアドバイス

作り方、完成写真、パーツリストを良く見て、特に写真は画面上で拡大するなどしてよく観察して下さい。
そして、ゆっくり、ていねいに組み立てていくことです。折り目はきちんと折って、曲面はしっかりとアールを付ける。
紙の切り口はマーカーなどで着色する、といった基本に忠実に作業していくことが最終的な完成度に反映されます。

失敗してもまたプリントすればよいので、1度目は練習のつもりで気軽に組み立てするのも良いかもしれません。

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光武さん制作秘話 パート4

EOS-5Dが出来上がった時の気持ちは?

だんだん増えていくカメラコレクション(紙ですが)に大満足です。とりあえず過去作品ともズラリと並べてニヤニヤしてしまいます。
今回のEOS-5Dはズームレンズやバッテリグリップを別途にして着脱できるギミックを取り入れたため、早く続きを制作しなくては!
と、気持ちは早くも次作ズームレンズEF24-105mm F4 L IS USMとバッテリグリップに向いています。

   

今回の制作で苦労した点は?

EOS-5Dはほとんどのカドが、微妙な大きさで面取りされているため、雰囲気を維持しながら形状をディフォルメするのに苦労しました。
また、今回はレンズ着脱に加え、バッテリグリップも着脱できるギミックを取り入れたため、着脱部分の構造などにも少々苦戦しました。

   

これから作るユーザーへ コツなどアドバイス

今回は前作までに比べて、作りやすさを重視したディフォルメを施しましたので今までの作品を作っていれば比較的楽に組み上がると思います。
ただし、作り方、完成写真を良く見て、形状を把握し、自分なりの制作順序などを、よく考える事は非常に重要です。
のりをつけて接着する前に、仮組みしながら接着位置や順序などを確認します。
そして、ゆっくり、ていねいに組み立てていくことです。折り目はきちんと折って、曲面はしっかりとアールをつける、といった基本に忠実な作業をしていくことが最終的な完成度に反映されます。

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光武さん制作秘話 パート5

EF24-105mm F4 L IS USMが出来上がった時の気持ちは?

やはりカメラに装填しズームリングやフォーカスリングをグリグリっとまわしてニヤッとしました。

   

今回の制作で苦労した点は?

毎回完成したカメラを手にしたときにいろいろと操作したくなる為、ズームリングやフォーカスリングをグリグリ回せるように しました。ズームリングにあわせてレンズが前後する動きを取り入れたくて最後まであがきましたが、さすがに紙での再現は難し くあきらめました。ずいぶん考えて苦労しましたが結果的に再現できなかったのは残念でした。

   

これから作るユーザーへ コツなどアドバイス

円や筒にする部品が多く、きれいな円形を作っていかないと最終的に完成度に影響します。きれいな円形にするには、接着する時 に上下の中心線を合わせて先に位置を決めてから、残りののりしろを接着していきます。完全に押さえて接着しないであとで外径 に合わせて調整して完全に接着します。
似たような部品が多いので番号をよく確認してください。仮組みして部品や取付方向をよく確かめましょう。

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光武さん制作秘話 パート6

BG-E4が出来上がった時の気持ちは?

オプションパーツなので、早くカメラに装着したい気持ちでいっぱいでした。
装着後は、カメラを縦に構えたり、横に構えたりして楽しみました。

   

今回の制作で苦労した点は?

カメラ本体へ取り付けする接点部分などは、着脱ギミックとの絡みで完全に再現することは出来ませんので、
どのように処理するのか悩みました。結局、実物とは違いますがキャップ式にしました。
キャップを外してカメラに装着し、バッテリグリップ単体の時はキャップを取り付けて実際のフォルムを保ちました。

   

これから作るユーザーへ コツなどアドバイス

アールをつける部分、特にコーナー部分は立体的なアールをつけるのがポイントになります。
組立図や完成写真をよく見て、アールをつけすぎるくらいの気持ちで形を作っていきます。
仮組みを繰り返して形状把握に努め、部品や取付方向をよく確かめましょう。

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光武さん制作秘話 パート7

EF300mm F2.8L IS USMが出来上がった時の気持ちは?

かなりの大きさに圧倒されました。ただ紙故に、その軽さにほっとひと安心。
やはりカメラに装填した時の圧倒的な存在感には感動しました。

   

今回の制作で苦労した点は?

かなり大きいため、A4用紙で収まらない部品が多く、パーツの分割や配置に苦労しました。
円状のパーツが多いので、自然とのりしろの数が増え、試作時の切り取り作業に相当時間がかかりました。

   

これから作るユーザーへ コツなどアドバイス

円や筒にする部品が多く、きれいな円形を作っていかないと最終的に完成度に影響します。 きれいな円形にするには、
接着する時に上下の中心線を合わせて先に位置を決めてから、残りののりしろを接着していきます。
完全に押さえて接着しないであとで外径に合わせて調整して完全に接着します。
似たような部品が多いので番号をよく確認してください。仮組みして部品や取付方向をよく確かめましょう。

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