制作にあたっての苦労は?
この制作には、紙から3次元の立体にするまでに1ヶ月ほどかかっています。
紙に展開図を描いてみた状態(2次元)で見たときにうまく立体に出来そうだ、と思えても、いざ組み立てて3次元化にしてみると、それらしく見えなかったり、バランスがおかしくて違和感があったりしてしまうものです。
やはり一番の苦労は、実物の丸みのある部分や曲線ラインをいかに再現するか、ということでした。
それは、何度も何度も組み立ててみる中で、折り目をつける頂点となるポイントを探って、紙に切り込みを入れる分割ラインを見極めていく地道な作業の繰り返しだったりします。
今回の場合は、カメラのヘッド部分などは、大変だった箇所のひとつです。
加えて、より立体感を持たせるために、絵柄には陰影や光沢なども描き込んでいます。
平面では問題なくても、立体にすると光の当たらない面が出てきます。
(例えば、前面を右上から光が当たっている状態で描いたとしたら、後面は光が当たらないわけです。それでも、後面だけみたらどこからか光を当てなくてはおかしくなります。)
それらをいかに巧く誤魔化していってバランスをとるのかが重要になってきます。
また、作り手のことを考えて展開図がわかりやすいように、また、糊付けの結合点をどこにもってくれば作りやすいか、なども心配りをしているつもりです。 |