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原発汚染水処理設備 誤操作で停止
4月4日 12時52分

原発汚染水処理設備 誤操作で停止
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東京電力福島第一原子力発電所で、先月末に試運転を始めた汚染水から多くの放射性物質を取り除く新たな処理設備が4日朝、運転員の誤った操作で停止しました。

4日午前5時20分すぎ、福島第一原発の汚染水から多くの放射性物質を取り除く「ALPS」と呼ばれる処理設備が、突然運転を停止しました。
東京電力が設備を確認したところ、異常や汚染水の漏えいなどはなく、運転員が装置のボタンを押し間違ったことが原因だと分かり、1時間後に運転を再開しました。
この設備は、汚染水からこれまで除去できなかった62種類の放射性物質を取り除くもので、先月30日から試運転を始めていました。
今回のトラブル自体は大きなものではありませんでしたが、設備の安全を確認するまでに1時間以上かかっている間、国や自治体への連絡はなく、報道機関に発表があったのは発生から3時間後でした。
トラブルの発表を巡っては、先月、使用済み核燃料の冷却システムが停電で止まった際にも発生から3時間以上かかり、遅れが指摘されました。
東京電力は、「停止直後に誤操作と分かり、安全上問題はないと判断して再起動後の連絡となった。今後、できるだけ早い通報に努めたい」としています。

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