
敬子に好意を寄せる写真家の沢野敬役の中谷一郎さん
稲葉敬子(栗原小巻)の勤める旅行会社のお客で写真家の沢野敬役です。敬子を強引にレストランに誘いますが、敬子も中年の沢野の魅力に興味を示します。沢野はいつも敬子の心の動きを的確に捉えています。ドラマ開始時は40歳の設定です。
中谷一郎さんは、1930年(昭和5年)10月15日に北海道札幌市で生まれました。1952年に大学を中退して俳優座養成所の第四期生として入所します。舞台で活躍する一方、1955年に『浮草日記』で映画デビューをします。その後も性格俳優として、映画『独立愚連隊』(1959年)などに出演します。テレビドラマでは『水戸黄門』の風車の弥七役でお茶の間の人気者になります。2004年(平成16年)4月1日に73年の生涯を閉じました。私は岡本喜八監督の映画『あゝ爆弾』(1964年)の「ペンは強し」と言いながら字の読めない新興ヤグザの市会議員に立候補者役が印象に残ります。 |
健の初恋の相手の薬屋の洋子役の川口恵子さん
柴田健(あおい輝彦)の初恋の相手・薬屋の娘洋子役です。高校の同級生ですが、健のことを恋人としてはあまり魅力を感じていないようです。
川口恵子さんは、1949年(昭和24年)4月11日に愛知県で生まれました。渥美清さん主演のテレビドラマ『泣いてたまるか』の第80話「男はつらい」の家出少女役、『これが青春だ』の生徒役、『アテンションプリーズ』のスチワデース役などに、映画では『コント55号と水前寺清子のワン・ツウー・パンチ 三百六十五歩のマーチ』(1969年)や『恋の乙女川』(1969年)などに出演しています。私は森田健作さん主演のテレビドラマ『おれは男だ!』のバトン部の野崎愛子役が印象に残ります。 |
八百屋の健の友達・のぼる役の鶴田忍さん
健(あおい輝彦)の八百屋の友人ののぼる役です。健とともに秋祭りを控えて、祭囃子の稽古と女友達に夢中になります。
鶴田忍さんは、1946年(昭和21年)2月14日に東京都で生まれました。劇団俳優座養成所第16期生で、養成所卒業後に俳優座に入団し、若手俳優として活躍しますが、1971年に退団します。映画『若者はゆく-続若者たち』(1968年)、テレビドラマ『北の国から』や大河ドラマ『山河燃ゆ』など多数の作品に出演しています。映画『釣りバカ日誌』シリーズでは堀田常務役で有名です。私は大河ドラマ『独眼竜政宗』の亘理元宗役が印象に残ります。 |
敬子の会社の同僚の岸本孝子役の原田あけみさん
稲葉敬子(栗原小巻)と同じ航空会社に勤める同僚の岸本孝子役です。霞ヶ関の事務所で机を並べる友人です。
原田あけみさんは、1948年(昭和23年)4月1日に福岡県で生まれました。映画『喜劇 女生きてます』(1971年)『金環蝕 』(1975年)やテレビドラマ『必殺必中仕事屋稼業』『おしどり右京捕物車』などに出演しています。私は大河ドラマ『樅ノ木は残った』が印象に残ります。 |
健の友達役の高畑喜三さん
健(あおい輝彦)の魚屋の友人役です(写真:左)。健とともに秋祭りを控えて、祭囃子の稽古と女友達に夢中になります。
高畑喜三さんは、1937年(昭和12年)9月5日に富山県で生まれました。映画『幼きものは訴える』(1955年)や『人生劇場 青春・愛欲・残侠篇』(1972年)などに出演しています。私は、奈々子(伊東ゆかり)、加代子(金子勝美)、蘭子(島かおり)、明美(竹村かおり)の高校時代からの仲良しグループの卒業後の青春を描いた『おしゃべりな真珠』(1965年)での出前持ち役が印象に残ります。木下恵介アワーでは『太陽の涙』などに出演しています。 |
健の友達で床屋の娘役の荘司洋子さん
第4回で健(あおい輝彦)が行く床屋の娘役です。散髪に来た健に憧れの薬屋の洋子(川口恵子)が男(父親)と歩いていたとからかいます。
荘司洋子さんは、1945年(昭和20年)7月に東京都で生まれました。俳優座養成所16期生で、劇団青俳に属して舞台で活躍する一方、映画やテレビドラマに出演しています。私は、テレビドラマ『孤独のメス』の明るい看護婦役が印象に残ります。木下恵介アワーでは『今年の恋』『おやじ太鼓』に出演しています。 |
健の友達役の三浦仁さん
健(あおい輝彦)の友人役です。第22回で健が入学祝いで買ったステレオを聴きに来ます。
三浦仁さんは、映画『この青春』(1971年)や『されどわれらが日々」より 別れの詩』(1971年)などで出演しています。私は大河ドラマ『竜馬がゆく』の木下喜久次役が印象に残ります。 |

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