雄一の大学時代の友人の中山役の東野孝彦さん
  第4回で雄一(竹脇無我)の大学時代の友人中山役です。日曜日に婚約者のあけみ(片山真由美)と雄一を訪れます。両親の反対や社内結婚に対する抵抗などの困難を乗り越えて結婚に踏み切ります。理屈で結婚観を語る雄一を比喩します。
  東野孝彦(英心)さんは、1942年(昭和17年)1月31日に東京市淀橋区で生まれました。俳優の東野英治郎さんの一人息子で、1961年に高校を卒業後に俳優座養成所の第十二期生として入所し、1962年に川島雄三監督の『青べか物語』で映画デビューをします。その後も映画『白と黒』(1963年)や大河ドラマ『竜馬がゆく』の陸奥陽之助役などに出演しています。私はテレビドラマ『中学生日記』の先生役が印象に残ります。2000年(平成12年)11月14日に58年の生涯を閉じました。木下恵介アワーでは『二人の世界』などに出演しています。
雄一の友人の中山の婚約者のあけみ役の片山真由美さん
  第4回で雄一(竹脇無我)の大学時代の友人の中山(東野孝彦)の婚約者のあけみ役です。日曜日に婚約者の中山とともに雄一の家を訪れます。中山の両親の反対や自分の父の病気などの困難を乗り越えて結婚に踏み切ります。
  片山真由美さんは、1942年(昭和17年)3月26日に埼玉県で生まれました。1964年に俳優座養成所の第十六期生として入所し、映画『若者はゆく−続若者たち−』(1969年)『恋人って呼ばせて』(1971年)やテレビドラマ『泣いてたまるか』などに出演しています。1969年には由紀しげ子原作の銀河ドラマ『今日のいのち』で、主人公の複雑な若い女医の理子役を好演しています。また、テレビドラマ『大草原の小さな家』ではヘスター・スーの声の吹き替えも担当しています。私はテレビドラマ『泣いてたまるか』の第76話「おお怪獣日本一」の中里先生役と『サインはV』のオール米子のキャプテン役が印象に残ります。木下恵介アワーでは『二人の世界』で栗原小巻のキャリアウーマンの友人役で出演しています。2012年(平成24年)3月に放映されたサントリー・プレミアモルツのCMの中で、『二人の世界』のスナック「トム」の開店祝いで豪快に旨そうにビールを飲む場面が印象的でした。なお、「グラフNHK」に片山真由美さんの記事が載っています。
敬子が横浜で声を掛けられた青年役の林家珍平さん
  第4回で敬子(栗原小巻)と妹明子(沢田雅美)が、日曜日に横浜の山下公園で声を掛けられた青年役です。富山から出てきて川崎で働く青年で、突飛な出来事に二人は笑い出します。
  林家珍平さんは、1940年(昭和15年)7月15日に東京市浅草区で生まれました。中学時代に林家三平に入門し、前座になります。1958年に『坊ちゃん』で映画デビューします。同年、前座も捨て高校も中退して俳優に転向します。その後も映画『見上げてごらん夜の星を』(1963年)などに出演し、テレビドラマでは『銭形平次』の八五郎役で活躍します。木下恵介アワーでは『記念樹』に出演しています。
敬子の勤める会社の所長の八木沢役の永井智雄さん
  第5回で敬子(栗原小巻)が勤める航空会社の所長の八木沢役です。残業をさせた時に敬子を食事に誘います。
  永井智雄さんは、1914年(大正3年)6月14日に東京市小石川区で生まれました。1944年に瑞穂劇団に参加した後、1946年に俳優座に入ります。舞台で活躍しますが、1958年のNHKのテレビドラマ『事件記者』で相沢キャップ役でお茶の間の人気者になります。重厚な役柄で映画『女優須磨子の恋』(1947年)や『生きる』(1952年)などに、テレビドラマでは『泣いてたまるか』など多数の作品に出演しています。また、テレビドラマ『おはなはん』では語り部として活躍しました。1991年(平成3年)6月17日に77年の生涯を閉じました。木下恵介アワーでは『今年のの恋』に出演しています。
鎌倉に住む敬子の友人の俊子役の磯部玉枝さん
  第7回で敬子(栗原小巻)の高校時代からの友人の俊子役です。妹の明子(沢田雅美)と訪れた江ノ島のついでに、既に結婚している鎌倉の友人の家を訪れます。子供の世話に忙しく、愚痴ぽっくなる友人を見て、結婚に慎重になります。
  磯部玉枝さんは、1945年(昭和20年)11月23日に東京都杉並区で生れました。母が黒澤明監督夫人と懇意していたことから1956年に映画『次男坊故郷へ行く』でデビューします。映画『張込み』などで少女役で出演し、大学中退後石原裕次郎さんの映画『黒い海峡』(1964年)など多くの映画やテレビドラマに出演しています。ちなみに私の高校の先輩でもあります。私はテレビドラマ『お嫁さん 第1シリーズ』のお嫁さん(梓みちよ)の小姑典子役が印象に残ります。木下恵介アワーでは『喜びも悲しみも幾歳月』『二人の星』に出演しています。
沢野の昔の恋人役の川口敦子さん
  第10回で沢野敬(中谷一郎)の昔の恋人役です。敬子(栗原小巻)の職場を突然、訪れて血相を変えて沢野との関係を問質して、猛烈に抗議します。
  川口敦子さんは、1933年(昭和8年)9月17日に新潟県で生まれました。1954年に短期大学を卒業と同時に俳優座養成所に六期生として入所します。1957年に卒業と同時に俳優座に入り、舞台で活躍します。テレビドラマでは『通夜の客』で初主演し、映画では『からみ合い』(1961年)でデビューします。その後も映画では『わが青春のとき』(1975年)などに、テレビドラマでは『おはなはん』などに出演しています。木下恵介アワーでは『二人の世界』に出演しています。
会社の先輩の小林の妻役の木村俊恵さん
  第11回で会社の先輩の小林(近藤洋介)の妻役です。雄一(竹脇無我)は小林にクリスマス・パーティに招待されますが、冷たい夫婦関係を見せ付けられます。
  木村俊恵さんは、1935年(昭和10年)1月2日に東京市大森区で生まれました。高校卒業の1953年に俳優座養成所の5期生として入所し、1956年に初舞台を踏みます。映画では『高校生と女教師・非情の青春』(1962年)など、地味であるが堅実な演技で幅広い映画に出演しています。また、テレビドラマにも『おはなはん』や『おれは男だ!』など多数の作品に出演しています。1974年(昭和49年)7月26日に39歳の若さで他界しました。奇しくも逝去した日に『3人家族』にも出演している俳優の中谷一郎さんと結婚式を挙げる予定でした。木下恵介アワーでは『今年の恋』に出演しています。
雄一の父親耕作の会社の元後輩吉本役の江幡高志さん
  第17回で雄一の父親耕作(三島雅夫)が、定年を迎える寂しさから会社を休んで競輪場に行ったときに偶然に再会した元会社の部下の吉本役です。定年後の就職先の世話を山車に耕作から退職金を騙し取ろうします。
  江幡高志さんは、1928年(昭和3年)12月15日に京都市で生まれました。1945年に大学を中退して俳優座養成所の第三期生として入所し、1954年に卒業します。1952年に『泣虫記者』で映画デビューをします。その後も、胡散臭いチンピラ風の子悪党なキャラクターで、映画『浮草日記』(1955年)やテレビドラマ『ダイヤル110番』を初めとして多くの作品で活躍します。『3人家族』でも胡散臭さが全開です。木下恵介アワーでは『おやじ太鼓』に出演しています。
家政婦の春日ハルが働く家の主人役の吉田義夫さん
  家政婦の春日ハル(菅井きん)が働く家の主人役です。第18回でハルが健(あおい輝彦)の大学受験成功を神棚に手を合わせるのを見て感心します。
  吉田義夫さんは、1911年(明治44年)1月3日に京都市で生れました。1931年に市立絵画専門学校を卒業して、美術講師をする傍ら演劇運動にも携わります。1951年に『剣難女難』で映画デビューをし、1954年に東映京都の専属になります。1965年にフリーとなり映画『春日和』(1967年)やテレビドラマ『悪魔くん』など多数の作品に出演しています。私はテレビドラマ『文子とはつ』が印象に残ります。1986年(昭和61年)12月22日に75年の生涯を閉じています。木下恵介アワーでは『記念樹』に出演しています。