沼田市長ら反対要望へ　ＴＰＰ　５市町村、県選出議員に

　環太平洋連携協定（ＴＰＰ）をめぐり、利根沼田広域市町村圏振興整備組合を構成する沼田市と川場村、みなかみ町、片品村、昭和村の五市町村長が連名で、交渉参加の反対と撤退を求める要望書を県選出国会議員に提出することが二日分かった。

　要望書は四日に沼田市の星野已喜雄市長、みなかみ町の岸良昌町長、川場、片品、昭和の三村幹部職員が上京し、衆参両院の議員会館を訪れ、各国会議員に提出する。二日の定例会見で星野市長が明らかにした。

　これに先立ち、昭和村では二日、堤盛吉村長と十二人の村議全員、村農業委員らが上京し、県選出国会議員に交渉参加反対の要望書を提出した。全国一の生産量を誇るコンニャクイモの除外が担保されない限り、交渉には参加しないことを求めている。（山岸隆）