大相撲の横綱白鵬は4日、東京都墨田区の宮城野部屋で取材に応じ、2011年の八百長問題で解雇されながら地位確認訴訟で勝訴し、7月の名古屋場所から復帰する幕内蒼国来を「よく闘った。よく我慢した。よく貫いた。戻ってきてよかった」と歓迎した。
法廷闘争を続けた蒼国来を「本当にたくさんの涙を流したと思う」と気遣う。長いブランクが及ぼす相撲内容への影響について「自分は稽古を一日休んだだけでも不安になるから、2年間は全く想像がつかない」と言い、「新入幕のころの気持ちを思い出し、これからまた始まるんだという気持ちで精進してほしい」とエールを送った。