中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

ボウカー満塁弾 巨人15年ぶり開幕4連勝

2013年4月5日 紙面から

DeNA−巨人 2回表無死満塁、右越えに本塁打を放つボウカー。投手井納、捕手高城=横浜スタジアムで(中西祥子撮影)

写真

◇巨人7−4DeNA

 巨人が開幕から1分けを挟み4連勝とした。2回にロペスの適時打、ボウカーの満塁本塁打で5点を先行。2点差とされたが6回にロペスの2号2ランで突き放した。沢村が6イニング4失点で今季1勝目。DeNAは新人の井納が崩れた。

     ◇

 今年の外国人コンビはひと味違う。巨人は来日2年目のボウカーと新外国人ロペスに初のアベック弾が飛び出し、1998年以来15年ぶりとなる開幕4連勝。連覇に向けてロケットスタートを切った。

 恐怖の7、8番が火を噴いたのは2回だ。無死満塁からロペスが左前に先制打。続くボウカーは低めの直球を逃さず、右中間スタンドに来日初の満塁弾をたたき込んだ。初対戦のDeNAのルーキー井納に、巨人打線の恐ろしさを見せつけるように一挙5点を奪うと、ロペスは2点差とされた6回にも貴重なダメ押しとなる左越え2ラン。全7得点を2人で稼ぎ出した。

 メジャー92発の実績を引っ提げて加入したロペスは「良い感じで打席に入れているが、個人的なことは考えていない。チームの勝利に貢献したい」とフォアザチームを強調。打率1割9分6厘、3本塁打に終わった昨季とはまるで別人のボウカーも「技術的には変えていないが、昨年1年間の経験が生きている。シーズン最後を良い形で終われたことも良かった」とキッパリ。昨年の日本シリーズで日本ハム・吉川から放った2本塁打がフロックでないことを証明した。

 助っ人コンビの強力な打棒は、圧倒的な強さでセ界を制したチームをさらにパワーアップさせることは間違いない。原監督も「去年のメンバーにプラスしてロペスがいる。ボウカーも昨年とはひと味違う」と手応えを得た。

 5日からは東京ドームで中日3連戦。「今日と同じスタイルの中で一戦一戦戦っていく」と指揮官。2007年から6年連続で覇権を分け合ってきたライバルを堂々と迎え撃つ。 (臼杵秀之)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ