脱原発へ「緑の党」結成=衆参両院選に候補擁立方針
脱原発を訴える地方議員や市民団体メンバーらが28日、政治団体「緑の党」(共同代表・中山均新潟市議)を結成した。環境政策を重視し、ドイツやオーストラリアなどの議会で一定の勢力を持つ緑の党がモデル。次期衆院選と来年夏の参院選にそれぞれ候補者を擁立し、国政進出を目指す。
緑の党は結成総会で、参院選の比例代表と選挙区に候補者を立て、複数議席の獲得を目標とする方針を確認。11月にも一次公認候補を決定する。また、衆院選の比例代表東京ブロックにも候補者を擁立する方向で調整する。中山共同代表は総会後の記者会見で、「脱原発を実現する上で信頼できる既成政党はない」と述べ、脱原発を求める有権者の受け皿を目指す考えを示した。(2012/07/28-21:35)