サービスマンは、本場フランスではシェフと肩を並べる高度な技能を求められる専門職で、「メートル・ドテル」と称される。宮崎は、メートル・ドテルの腕を競う世界大会で、日本人初の世界一となった。
今、東京・恵比寿の三ツ星フレンチレストランでサービス部門の責任者のひとりを務める宮崎のもとには、幸せなひとときを過ごそうという客が、大きな期待をかけてやってくる。
最高級の料理や飲み物、設備を提供することで、100%の満足は実現できて当たり前。あらゆる手だてを駆使して極上の空間を演出し、100%以上の満足を追求していくことが、サービスマンにとってもっとも大切だと宮崎は考える。