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原発の断層調査で遅れが相次ぐ
3月29日 0時3分

原子力発電所の断層を調査している関西電力は、今月までに予定していた福井県にある美浜原発の調査結果の取りまとめを、5月に延期することを決めました。
原発の断層調査を巡っては、ほかの電力会社などの調査も遅れが相次いでいて、国の原子力規制委員会が今月中に計画していた美浜原発などでの現地調査も見通しが立たない状態になっています。

美浜原発では、敷地内の断層が東におよそ1キロ離れた活断層に引きずられて動く可能性が指摘がされていて、国から指示を受けた関西電力が去年9月から調査を進め、今月中に結果を取りまとめる予定でした。
ところが関西電力は、断層を詳しく調べるため、新たに5か所で地面を掘る調査を追加するとしていて、調査結果の取りまとめを5月に延期することを決めました。
原発の断層調査を巡っては、石川県にある志賀原発で北陸電力が先月までに行う予定だった調査を延期したほか、福井県にある高速増殖炉もんじゅでも今月中にまとめられる予定の調査結果の見通しが立っておらず、遅れが相次いでいます。
このため国の原子力規制委員会は、敦賀原発など3か所の原発では断層の検証を進めているものの、美浜原発と志賀原発、それにもんじゅの3か所では、今月までに計画していた現地調査も見通しが立たない状態になっています。

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