依存症者の就労支援施設 宜野湾

2013年4月1日 10時23分

 【宜野湾】アルコール依存症や精神疾患などの治療を受けて就労を目指す人たちを支援する、県の補助を受けた就労継続支援施設(B型)「アンダーザセイムスカイおきなわ」(横山順一代表)が1日、市大謝名に開所する。横山代表は「社会とのつながりを感じられ、就労につながるよう支援したい」と意気込んでいる。

 同施設は、アルコールや薬物をやめることはできたものの、断酒会などの自助グループの開催まで日中の過ごし方が分からない人や、うつ病などの精神疾患で仕事に就いていない期間が長く、社会復帰に不安を感じている人などを対象としている。

 海外から輸入したコーヒーを、利用者が加工し販売する。浦添市と西原町に畑を準備。利用者が苗から栽培し、数年後には同施設産のコーヒーを販売する予定だ。ジェルキャンドルの製作販売や自立に向けた調理実習、履歴書の書き方の指導なども行う。

 横山代表は「社会からいったんはずれると、多くの人が社会に戻るまでに壁がある。まずはここで羽を休めてもらって次のステップにつながるよう支援していきたい」と話した。問い合わせは同施設、電話098(955)1692。

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