鉄道事故:踏切に自転車放置 回送電車が引きずる
毎日新聞 2013年04月03日 11時51分
3日午前0時10分ごろ、大阪府羽曳野市高鷲1、近鉄南大阪線藤井寺−高鷲駅間の高鷲第1号踏切で、藤井寺発河内天美行き回送電車(6両、乗客なし)がレール上に横倒しにされた自転車を発見、非常ブレーキをかけたが間に合わず、約300メートル引きずって止まった。けが人はなかった。府警羽曳野署は何者かが放置したとみて、列車往来危険の疑いで捜査している。
同署によると、同踏切には遮断機があり、幅約4.7メートルの市道を横切る。最終電車は上り普通電車で同0時ごろに通過したが、その際は異常はなかった。回送電車は運転士1人と車掌1人が乗車し、時速80キロで走行していた。3日の始発以降の運行に影響はなかった。【山下貴史】