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大河「八重」に続け? マイナー英雄を主人公に 岡山「財政再建」立役者の山田方谷PR
2013.4.4 10:36
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そもそも、山田方谷とはどんな人物なのか。『炎の陽明学-山田方谷伝』(明徳出版社)の著者、矢吹邦彦さんによると、農民の家の出身ながら勉学にいそしみ、藩の“財務大臣”に就任。10万両の借金を抱えた「破産寸前の超貧乏藩をわずか7年で蓄財10万両の富国強兵藩に変身させた」実績を持つ。
また、藩の重役の反対を押し切り、借金相手の両替商に再建計画を示し説得、利息分の資金でくわを製造・販売して収入源とした逸話もあるという。
知名度ゼロからの挑戦だが、実行委の世話人、藤井義和さんは「今の政治家も学ぶところがあるはず」と期待する。
●ライバルも続々
「地元の英雄を大河ドラマに」。そんな期待感は各地の自治体にも広がる。神奈川や東京など5都県の9市2町は、戦国時代に100年にわたって関東を治めた北条早雲ら「北条五代」の大河ドラマ化を目指す。
自治体や観光協会で結成した協議会の事務局、小田原市観光課は「群雄割拠の時代に、強いだけでなく領民を重んじる国づくりを行っていた」とPR。以前、NHKに要望した際は「原作にできる小説がない」と指摘されたが、戦国~江戸時代に上杉家に仕えた家老、直江兼続を描いた大河ドラマ「天地人」の原作者、火坂雅志氏が2年前から文芸誌で「北条五代」を連載。「有力な原作候補になる」と勢いづく。
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