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福島・双葉町「仮の町」 いわきなど3市に分散設置へ
福島第1原発事故で、福島県双葉町の復興まちづくり委員会は3日、役場移転先の埼玉県加須市で会議を開き、避難住民が集団移住する「仮の町」を福島県いわき、郡山、南相馬の3市などに分散設置する町の案に同意した。 町側が仮の町候補地として3市を支持する声が多かった町民意向調査の結果を踏まえ、仮の町を3市を中心に設ける案を委員会に示した。一部の委員から異論が出たが、最終的には「住民の生活再建を図る上で仮の町の整備は必要」とおおむね了承した。 委員会は具体的な検討を進め、策定中の町復興計画の素案に盛り込む。
◎「仮の町」整備 最大5000戸の住宅が必要/復興相
根本匠復興相は3日の衆院東日本大震災復興特別委員会で、東京電力福島第1原発事故の避難住民が集まって暮らす「仮の町」整備に必要な災害公営住宅は、3千〜5千戸に上るとの見通しを示した。根本氏は完成や入居の時期について「用地確保が順調にいけば今後2〜3年のうちにめどが立つのではないか」と述べた。戸数はこれまでの住民意向調査を基に入居希望率などから算出したと説明した。 「仮の町」の災害公営住宅建設をめぐっては、すでに2千戸分の予算が計上されている。このうち先行実施の500戸分は、2014年度初めには入居が可能になる見通し。
2013年04月04日木曜日
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