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政治
【阿比留瑠比の極言御免】大バカ者は首相をやるな
■政権100日「結果出す」政治を
第2次安倍晋三内閣が発足して、4日で100日目を迎える。そろそろ首相と国民、メディアとの「蜜月期間」も終わるころだが、安倍政権は絶好調だ。
一番の推進力は、「アベノミクス」効果でデフレ脱却への期待感が高まってきたことだろう。ただ、もちろんそれだけではない。
「自ら信じる政策があれば、一度や二度の失敗にへこたれることなく、実現に向けて飽くなき挑戦をし続けてほしい」
首相は3日の国家公務員合同初任研修で、新人官僚をこう励ました。再登板を果たした自身の経験を踏まえての言葉なのだろうが、至極まっとうである。
一方、ちょうど3年前、当時の鳩山由紀夫首相は同じ場面で、こんな意味不明の訓示を行っていた。
「政治家がバカ者で、そのトップの首相が大バカ者である国がもつわけがない。本来政治は、バカ者がやってはいけない」
鳩山氏が何を伝えたかったのかは謎のままだが、確かに大バカ者が首相を務めるべきではないのはその通りだ。国民が、「首相なんて誰でも同じ」ではないことを学んだのは大きい。
さらに重要なのは、安倍首相が1年間で倒れた第1次政権への反省をうまく生かしていることだ。首相は周囲にこう語っている。
「自分の理想だけでなく国民のニーズと合った目標を掲げなければならない」
それが現在、安倍政権が邁進(まいしん)しているデフレ脱却政策であり、景気回復への取り組みというわけだ。
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