2年前の大相撲八百長問題をめぐる地位確認訴訟で解雇無効判決が出て、名古屋場所(7月7日初日・愛知県体育館)から土俵に復帰する幕内蒼国来関(29)=本名恩和図布新、中国出身、荒汐部屋=が4日午前、東京都中央区の荒汐部屋で2年ぶりに朝稽古をした。
数台のテレビカメラを含む大勢の報道陣が見守る中、十両以上が締める白いまわし姿で稽古し「早くまわしを着けたかった。緊張したけど、うれしかった」と、力士としての喜びをかみしめた。
蒼国来関は八百長に関与したとして2011年4月に日本相撲協会から解雇処分を受けたが、東京地裁で解雇無効判決を勝ち取った。