東京・北区の不発弾撤去は区が現場で処理する方針(04/03 11:52)

 先月、東京・北区の駅前で不発弾が見つかり、区などが撤去について協議を進めてきました。しかし、不発弾の信管は安全装置が外れているなど不安定な状態にあり、区が現場で処理する方針を固めたことが関係者への取材で分かりました。すぐ目の前には5つの新幹線が走っていて、JRと区の間で処理を行う時間帯を巡って調整が難航しています。

 先月4日、北区の研修施設の建設予定地で、旧陸軍の砲弾とみられる直径9センチ、長さ40センチの不発弾が見つかりました。その後の関係者への取材で、不発弾の信管は安全装置が外れ、不安定な状態にあるため、すぐには撤去せず、来月以降、区が現場で処理する方向で調整していることが分かりました。現場で処理する場合、半径100メートル以内を警戒区域に設定しますが、この範囲にはJR京浜東北線の上中里駅や東北、上越、長野など5つの新幹線の線路も含まれています。日中に処理を実施した場合、作業は3時間程度とみられ、上下150本、9万人の利用者に影響が及ぶと見込まれています。区は、JR東日本など関係機関と協議を進めていますが、具体的な結論は出ていません。

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