ロボット出演「銀河鉄道の夜」…うめきた新劇場

こけら落とし公演「銀河鉄道の夜」の稽古をする出演者とロボビー（２６日、大阪市北区で）＝尾崎孝撮影

　ＪＲ大阪駅北側の開発地域「うめきた・グランフロント大阪」の中核施設「ナレッジキャピタル」内に５月、開場する多目的劇場「ナレッジシアター」のこけら落とし公演の概要が２６日、発表された。

　知能ロボット研究で知られる石黒浩・大阪大教授と劇作家で同大教授の平田オリザさんが手掛ける「ロボット演劇」の最新版で、宮沢賢治の童話が原作の「銀河鉄道の夜」。対話型ロボット「ロボビー」が、主人公・ジョバンニの友人カムパネルラを演じる。

　この日、共演する吉本興業の所属タレントらとの稽古の様子が公開された。公演は５月２〜１２日。

　劇場は、ナレッジキャピタルの４階部分で、３８１席。オリックス不動産など１２社が出資する会社「ＫＭＯ」が運営し、研究学会や企業の新商品発表会の会場としても使用される。