４日、土俵に戻ってきた蒼国来は若い衆のぶつかり稽古に胸を出した

　日本相撲協会は３日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、八百長問題で解雇無効の判決が出た元幕内蒼国来（本名・恩和図布新＝２９）の地位確認訴訟で控訴しないことを決定。名古屋場所（７月７日初日、愛知県体育館）から復帰を認めることになった。

　復帰が決まった蒼国来は４日、東京・日本橋の荒汐部屋で稽古を開始した。師匠の荒汐親方（５８＝元小結大豊）や多くの報道陣らが見守るなか、念願だった白まわしを締めて稽古場に下りると四股やすり足などの基本動作を感触を確かめるように入念に繰り返した。さらに若い衆を相手にぶつかり稽古で汗を流した。