【木村和規、笹井継夫】「大阪最後の一等地」と言われたJR大阪駅北側のうめきた。四半世紀かけて進められてきた再開発も、最初の街開きまで1カ月に迫った。最新の情報技術や規制緩和の特典を駆使。めざすは、自ら成長する「未来の街」だ。
うめきたの先行開発区域「グランフロント大阪」がオープンするのは4月26日。その中には、あちこちに40インチテレビを縦にしたようなタッチパネル画面が設置されている。
街全体で36台。IT機能「コンパスサービス」の端末だ。ICOCA(イコカ)などのICカードに対応する。
専用のカードやスマートフォンアプリを使えば、買い物や催しへの参加など街での行動記録を匿名で蓄積し、好みを分析。時間帯や天候も踏まえた「あなただけの情報」を提供する。